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2019/10/14

患者さんとのコミュニケーションと信頼関係 Part13 (11月3日の臨床実践塾)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。




長方形であるべき椎間板が台形になっている 



「集客」という言葉は、臨床家には似合わないのですが、営業を続けるには「集客」が必要なので、「集客」をテーマにブログを書いています。
10年以上も前の話なので、「時効」と考えて面白い話をします。

ちょっと太り気味の患者さんの問診をしていたスタッフに、自分の症状をいろいろ話した後で、

「なんででしょうかね?」と質問しています。

その時、スタッフは、

「食べ過ぎじゃないですか」と言ってしまったのです。

隣のブースでそれを聞いた私は、慌ててそのブースに行き、

「すみません。 m(__)m 彼はまだ何もわからないのです」と平謝りしました。

しかし、私が謝ったことは、私もそのように考えていたという証になるので、
その患者さんが来なくなったことは言うまでもない。


また、これは最近の話ですが、ある患者さんがヘルニアで15年(だったと思います)ぐらい、病院や治療院巡りを続けていたそうです。
腰椎を診ると、グーッと「く」の字に曲がっていました。
※ そうなると、上のイラストのように椎間板が台形状に歪んでいます

それで何度か当院でも治療をしたのですが、ある程度は良くなっても、「行ったり来たり」という感じになりましたので、私のメンツにも関わるので、その方の毎日の食事内容を、私個人のスマホにメールしてもらうことにしました。

朝食、昼食、夕食はもちろん、間食したのも全て報告してもらうようにしたのです。
私は、メールが来るたびに、
「この食品は腰痛に悪い影響が出るので食べない方がいい」とか、
「この食べ物はこういう理由で食べないほうがいい」とかという理論付けまでして返信したのです。

今だから言えるのですが、「何故食べない方がいいのか」「食べるとどうなるのか」と、理論付けて解説していくのですから大変です。
そのようなことをして治療をするのは、後にも先にもこの方が初めてでした。
おかげで初診の時と比べると、天地の差ほど良くなりました。
しかし、15年も歪んだ腰椎で生活してきたので、椎間板のひずみはまだ残っているようです。
しかし、それは時間の問題です。

そしてその方が最近、

「先生。もう一度前のようにメールで指導してくれませんか?」と言ってきましたので、

「えっ? いやー、勘弁して! あれはあまりにひどい状態だったので、やったのですが、正直言って私もかなりしんどかったので、今までのメールのやり取りをもう一度読み返してみてください。そうすればほとんど答えは出てくるはずです。申し訳ないけどメールのやり取りは勘弁して!」とお断りしました。

さて何が言いたいかというと、
① 最初の例では人間関係をぶち壊してしまいました。
② 二つ目の例では、信頼関係を構築したわけです。

当院は10年以上「週三日営業」で来ています。
それができたのは、患者さんとのコミュニケーションや信頼関係の問題と思います。

つづく
2019/10/13

週末開業での武器は家庭療法です Part12 (11月3日の臨床実践塾)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。




5月1日に骨折した趾がまだ治らない 



この方が「骨折」の話をしたのは、今年の5月23日です。
その時のカルテには、
【5月1日に右の第四足趾を骨折して、日常生活は大丈夫ですが、長時間歩くと痛みが出る】
と書かれていました。

そして先日(10/10)に来られた時には、
【右足趾の骨折を病院で診てもらったら、かなりひどかったようで、軟骨がつぶれてなくなってしまっている、と言われました】とカルテに書かれていました。

この方はお嬢さん育ちのようで、何かとのんびりした感じの方です。
ですから、この骨折の件も、そんなに深く考えていなかったようで、この5か月の間、骨折のことは多分、話をしなかったと思います。
そして、
「何ともないんですけどね。長時間歩いて趾を動かすと痛いんです。ええ、普段は大丈夫なんですよ」と言う。(私は思わず笑ってしまいました)

しかし、笑っていては治りませんので、骨折を早く治す方法を話しておきました。
「骨折を早く治す方法は、鳥や豚の骨を割って、内部の組織が溶け出してくるように煮込んで、それを食べるのがいいですよ。鳥なら手羽元を包丁の背中で割って使います。豚ならスペアリブをそのまま使いますので、スペアリブのほうがいいかも知れませんね」と言うと、

「美味しそうですねー」と返ってきた。(^_^;)

※ 手羽先でもスペアリブでも、だしコブと一緒に煮込み、味噌味を付けて食べますが、スープが大切です。

それは、骨の髄には、「骨芽細胞」が含まれるからと思います。
そして、骨芽細胞は骨形成能があるからです。
軟骨にも「軟骨芽細胞」があり、軟骨の形成初期に活発な細胞分裂を行ない、基質の合成・分泌で、軟骨の成長・再生に関与するからです。

5月1日に骨折して、趾を固定したまま5か月も経過しているのですから、軟骨の機能も失われ、軟骨の構造まで変化しているのですから、「一から」軟骨を形成する方法として、この方法を使うわけです。

10年以上前になると思いますが、この方法で早く治り、医者をビックリさせて方もいました。

このような家庭療法を覚えておくことは、週末起業をする場合に大きな武器になると考えていますので紹介してみました。
最近、理学療法士や主婦の方が「整体」として開業する人が増えていますが、このような方法を覚えておくのもいいのではないかと考えています。

もちろん、鍼灸学生が週末開業する場合も一緒で、鍼灸師になったら、さらに大きな武器になります。
鍼灸師は、筋骨の治療から、人体惑星試論(通称・七星論)で解くように臓腑の治療(これがポイント)までできるので、さらに広範囲の治療ができるようになるからです。
2019/10/12

週末開業のためのテクニック Part11 (11月3日の臨床実践塾)

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写真① 




写真② 



治療テクニックは診断が最も大切です。
たとえば、上の写真の方は、
「左腰(脊柱の傍)が、ゴリッとしたような痛みとツッパリ感があり、整形外科でレントゲンを撮ってもらったが、異常なし」と言われたそうです。

当院での治療当日には、
「痛みは治まっている」と言っておりましたが、上の写真①で見てもわかるように、骨盤の高さで歪みが見えます。
これは、まだ痛みが潜んでいる証拠と考えていいので、仰向けになってもらい、下降結腸辺りを探ってみました。
すると、

「痛い!」と言います。

下降結腸辺りを押圧して痛みがあるということは、その腰痛の原因は下降結腸だったと考えることが出来るわけです。
そこで、下降結腸を整えるわけですが、下降結腸を整えるのにもいろいろな方法がありますので、

「こういう方法と、こういう方法があるのですが、何がいいですか?」と聞いたら、

「お任せします」と言うので、とりあえず痛みがなく、気持ちいいと感じてもらうように、腹部への千年灸を使うことにしました。
それが写真②です。

鍼灸師なら、
「あれっ? そこは大腸のツボではないのでは?」と思うかも知れませんが、これは七星論での取穴方法で、(命名はしてありませんが)「下腹部七星の金」というツボです。

そして千年灸をしているときに、
「どうですか? 何となく腰が楽になってきたような感じがするんじゃないですか?」と聞くと、

「ええ。腰も気持ちいいですが、足の先まで暖かくなってきました」と言います。

今は、秋といえども、気温はまだ37度もありますので、暑い日々なのに、
「暖かい」と言うのです。

私は、それを聞いて、
「お、それは面白い! 暖かいのですか? そのままブログに載せていいですか?」と、聞いてみましたら、キョトンとした顔で、

「ええ」と、「わけは分からないがいいです」という感じでした。

さて、この治療は、専門家でないとできない治療なのでしょうか?
いいえ。これは家庭療法なのです。
つまり、鍼灸学生や主婦でもできる治療法なのです。

週末開業には、こういうテクニックが必要なのです。
そして、こういうテクニックはたくさんあるので、そのようなテクニックを一般の方々にも教えていこうと考えているのです。

それは、11月3日の臨床実践塾でお話する「週末開業」で詳細を説明します。
2019/10/09

週末開業は情報発信で集客状況が変わる Part10 (11月3日の臨床実践塾)

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スタートアップ 



MBAを学ぶときに教えられることは、第一に、お客さんは何を求めているのかを考える。
・・・探す。
それを解決できる方法はあるのか。
・・・自分にそのノウハウがあるのか。
・・・ノウハウがなければ学んで身に着けられるものなのか。
という簡単な構図から始まります。

つまり、お客さんは何に悩んでいるのか。
自分はそれを解決できるのか。
解決する方法を提供している人(会社)は他にあるのか。
自分がそこに参加するとなれば、立ち位置はどこになるのか。
自分には、それに役立つブランドはあるのか。

そして次に、
お客さんの悩みを解決する方法を計画する。
つまりサービスになるのですが、そのサービスを受け取ってくれる構図が必要になります。
治療院で言えば、
① 診断が的確
② 早く治せる
③ どんな病のことでも相談できる
④ 治療費が高額でない
⑤ 明朗会計である

などなどが受け取りやすい構図になるはずです。
これは、自分が治療院を探すときに、どのようなことを考えるのかを考えるとわかることですが、最近では、高額治療費のところがだいぶ出てきました。
それは、同業者の誇大広告に引かされたからだと思いますが、妥当な価格を考えたほうがいいと思います。
つまり、患者さんが納得して支払える金額になるわけです。

それらが準備出来たら、いよいよ集客になるのですが、この「集客業務」というのは、営業を続ける間、継続する必要があります。
私も思うことがあり、時々集客セミナーを受講しに行くのですが、そこで聞く話の多くが、「成功物語」で、つまずいた人の話はあまり出てきません。

ほんとは、「つまずいた話」が重要なのですが、そんな話をすると、受講生が散ってしまうので、そんな話はしてないと思います。
※ MBAを勉強しているときは、その部分はかなり勉強しました

さて集客に必要なのは、
「困っているだろうと思われる人に有益な情報を与える」ことにあります。
ですから、
・ 〇〇の症状で困っていませんか
・ それは背骨が原因かも知れません
・ 骨盤が歪むと〇〇が痛くなります
等々と書かれたホームページがそれに当たります。

そこまで来たら、次は「発信」です。
※ 知り合いへのハガキ
※ チラシまき
※ SNSでの告知
※ 広告
※ 交流会などへの参加

その場合、開業して「何日かは無料」にすると、お客さんは喜んでくれるかも知れません。

いろいろありますが、無難なのはFacebookやLINEやYouTubeなどでの告知ではないかと思います。
但し、SNSを利用するときに気を付けなければならないことがあります。
① 自分の記事が他人をキズ付けてないようにする
② つながっている「友達関係」を切らない

その他に、名刺を作ったり、帳簿を作ったり、部屋を整えたりという仕事もありますが、それらは楽しいことなので、自然にできてきます。

そのような順序で開業に向けての準備を進めていきますが、できるだけ「メモ」でもいいから書いておくことです。
できれば、そのメモを壁やドアに張り付けておくといいです。
書かないと、必ず抜ける部分が出てくるので、書いたほうが賢明です。
2019/10/08

問題は診断です:週末開業でのテクニック  Part9 (11月3日の臨床実践塾)

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痛いのは左の首ですが原因は右半身にある 



診断や評価(検査法)にはいろいろな方法がありますので、便利のいい診断や評価をすれば、資格に関係なく治療できます。
いわゆる「家庭療法」のようなものですが、病気が難しくなるほど家庭療法が大切になってきます。

たとえば「がん」はどうですか。
「糖尿病」はどうですか。
「喘息」はどうですか。

このような病気になった人は、食事に気を使うようになってきます。
治り難い病気ほど、食事療法などが大切であることを感じてくるからです。
それは、人体が何で構成されているかを考えればわかることです。
東洋医学では、「人体は気で構成されている」と云い、私も時々そのように言っていますが、本質は「氣」ではないような気がします。

それは解剖学で証明されるように、組織で構成され、その組織は繊維で構成され、繊維は細胞で構成され、細胞は分子で構成され、その細胞は栄養素で組み立てられているからです。
そこに「氣」(エネルギー)が働いて、いろいろな変化を現していると考えたほうが自然です。

たとえば、上の写真の方は、「左の首が痛い!」と訴えていましたが、私は、右の上部胸椎に鍼をしました。
すると、
「左なのに右ですか?」と質問されました。

これは「人体惑星試論(七星論)」を勉強した方はわかると思いますが、痛みという症状の出ているところが原因ではなく、その反対側に原因があるからです。
つまり、診断に従ったわけです。

上の写真を見てもらうと、頚椎から上部胸椎はそんなに歪んでいません。
しかし、右腎の辺りが凹んでいます。
これは、右半身に筋緊張が起こっているということになります。
それがわかれば、右半身を緩める治療をすればいいので、家庭療法でも治療することが出来るわけです。

手技療法は、専門的なテクニックもあるのですが、家庭療法としての手技でもそこそこ治せます。

週末開業を考えている方々には、このテクニックは重要で、「整体」として、そのテクニックを使えばいいわけです。
手技療法は「戻りやすい」という欠点があるので、私のところでは、それをカバーするために、「更なる家庭療法」を加えています。

私のところでは、2週間に1回の治療を基本にしているのですが、この「更なる家庭療法」を患者さんに教えることで、このスタンスを維持しています。