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2021/01/10

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白く塗ったところは症状の出た部位で、黄色く塗ったところが原因部位



年明けに多い症状ですが、以下のようなことを訴えて来た方がいました。

① 4日に目が覚めた時、肩こりがひどく、車の揺れでも頭に響く(右側)。
② 頚椎をしっかり調整してほしい。
  (頚椎の矯正は殆ど必要ない)

なぜ年明けに多いかというと、クリスマスや正月で、余計なモノを食べ過ぎたのです。(^_^;)
つまり、クリスマスケーキなどに含まれる砂糖
おせち料理で、「主食を食べずにおせちだけ食べる」
お酒を飲む方なら、お酒の量が多かった

等々が原因と思われますが、正月は体を動かすことも少ないので、運動不足も含まれてきます。
特に今年はコロナで「家籠り」をした人が多かったと思うので、このような症状を訴えて来た方は多かったです。
同時に、「心臓の異変」を訴える方も多かったです。

これは食養理論で考えるとわかります。
食べる(入力のエネルギー)と
代謝(出力のエネルギ―)のバランスが悪いのです。

そんなことわかっているわ、早く治し方を言え


と聞こえて来そうですので、治し方をお話します。
巨鍼の使える人なら、右膈兪から大腸兪へ刺鍼すれば、それだけで治まります。
巨鍼の使えない人は、肝経と、肝臓部への刺鍼。

あるいは肝臓部へのお灸をします。
後は手技で軽く調整をします。
それだけでいいです。

家庭療法なら、太もも踏みをします。
そして、食事量、特に栄養素の多いものを食べないことです。(^o^)
つまり、粗食にすることです。

この方は、巨鍼を使いました。
巨鍼療法を受けるのは初めてでしたので、
「大丈夫ですか?」と言っていました。

しかし、巨鍼は見ていると痛いのですが、刺されるほうは痛くないのです。
痛くないと言っても、切皮の時はちょっと痛いのですが、誰でも「あまり痛くないですね」と言います。
そして、巨鍼の後、起き上がって症状を確認してもらったら、首を曲げたり回したりした後、

「あれ? 完璧ですね~」と笑いながら言っておりました。
2021/01/08

肩甲骨から肩、首が凝っている。心臓がドキドキする

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背中の中心辺りにある黒い点がお灸の痕です



昨日が仕事はじめでしたので、電話が多かった。
この方も、きのうの予約ではなかったのですが、
「何とか入れてほしい」と朝に電話が入ったので来てもらいました。

スタッフに問診をしてもらったら、
①肩甲骨から肩、首が凝っている
②心臓がドキドキする
③左脇腹に違和感がある

ということでした。
これだけでも「心か心包か肺」と診断できるのですが、念のために脈診と脊椎診をしました。
脈診では「心包虚」
脊椎診では、第4胸椎の陥没(少し凹んでいる)

脊椎の陥没とは、異変のある臓腑と関係する脊椎が凹んでいるのです。
この方の場合は、第4胸椎でしたので、七星論で観ると「心」になります。
このような場合は、直灸が一番です。
お灸をする前は、押すと痛みがあるのですが、お灸後は痛みを感じないぐらいに軽くなっています。

なのでお灸をして、伏臥になってから首が左に寄っていましたので、それを手技で矯正しました。
すると、
「楽になりましたー。スーッとしましたわー」と言っておりました。

そして、治療が済んで、帰り際にも、
「スーッとしましたわー。楽になりましたわー」と喜んでくれました。

鍼灸師なら、この方法を覚えていた方がいいと思います。
同時に、七星論での脊椎への七星配置も覚えておくと、どの臓腑に変調が起こっているおかもわかるようになります。
(ちょっと訓練が必要です)
2021/01/06

肝臓や炎症に効く「片仔廣」(へんしこう)

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片仔廣の昔のパッケージ



先日の松田先生の講演で、「片仔廣」(へんしこう)のお話がありました。
昔の片仔廣のパッケージは、上の写真で示したものでした。
現在はパッケージも変わり、値段も変わったようです。

でも、片仔廣は炎症にはよく効きます。
肝炎も肝臓の炎症ですので、片仔廣が効くわけです。
その他にも、軽い炎症ならいろいろな症状に使えるようです。

私も、6年前まではよくお酒を飲んでいましたので、予防的に片仔廣を飲むときもありました。(^_^;)
そして、関節痛の患者さんにも使ったことがありますが、それもよく効きました。
しかし、この場合の片仔廣は、「症状を治めるだけ」と考えたほうがいいです。

根本的に治すには、原因から治さなければなりませんので、治すには
① 筋骨の歪み
② 臓腑のヒズミ
③ 栄養素の過不足
などが重要になってくるわけです。

最近膝痛で来られた方ですが、病院では手術を勧められたそうですが、家族が「手術はしないほうがいい」と、当院に連れてきました。
最初は、杖をついて、娘さんに連れられてきたのですが、帰る時には杖を使わずに帰っていきました。

しかし、変形がありましたので、そんなに簡単に治ることはありません。
ですから、食事療法に膝関節にいい食事の方法を教えました。
すると、4~5回ぐらい来たでしょうか。仰臥で膝を曲げたら、曲がるのです。

踵がお尻に着くのです。
驚きました。

しかし、痛みはまだ残っています。
膝が曲がったのには私も驚きましたが、この方は、私が教えた膝軟骨の養生に使える食事療法を三カ月ぐらい、ずっと続けていたそうです。

片仔廣を使えば、多分、すぐに痛みは楽になったと思います。
しかし、それで治ったと勘違いすれば、悪化させる可能性があるし、値段が高いので、その方には話しませんでした。
2021/01/03

鍼灸とマクロビオティック Part1

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先日の臨床実践塾で、松田先生がお話してくれたことを、3回に分けて掲載しましたが、Part3のほうで、松田先生が、
「少なくても、マクロビは勉強できるならちゃんと学んでいた方が活きると思います」とお話していました。
※ 松田先生はずっと中国で勉強しているのに、なぜ中医食養ではなくマクロビを勧めたのか

それは、難しい病気を治療している人ならわかると思いますが、難しい病気は、体質的なことが関わっている場合が多いからです。
たとえば、喘息とかアレルギーとか「肝、心、脾、肺、腎」の疾患となると、病院でも簡単には治りません。

しかし、そのような病気が、マクロビで簡単に治ったりする場合もあるのです。
「簡単に」と言っても、「食養」ですので、効果はジワーッとしか現れません。
ですから、それを続けるために、ちょっと理論的な勉強が必要になります。

「マクロビではなく、中医食養とか薬膳もあるじゃないか」と考える方も多いと思いますが、私はマクロビの方がいいと考えております。
それは、「咀嚼」(唾液の効能)や「症状に対して、温める作用や冷やす作用のある食物の使い方」など科学的な裏付けが多いことがあるからです。

私は7年ほど「正食協会」の講師をして、各地で講演活動をしながら、マクロビでの健康指導もしてきましたので、そのように言うのですが、マクロビに対する忖度はしていません。

そして、もう一つ問題と思われるところは、上の写真にある『周易与中医学』楊力著の本です。
その本の229ページに、宇宙の発生と陰陽について書かれていますが、
「引力(牽引)はマイナス(陰)です。非引力(排斥)はプラス(陽)です」と書かれていることです。
※ この本は1321ページもあり、その前身の本もあります。
  私は主に前身の本で勉強しましたが、現在は売られてないようです。


『周易与中医学』229ページ


そこを読んだときに、鍼灸の勉強が止まりました。
何故なら、この本の理論で言うと、中心になるのが「陰」で、外郭が「陽」になるからです。
しかし、科学で観ると、物質の最小単位である分子は、中心に「陽子と中性子」(即ち陽)があり、その周囲を陰電子(即ち陰)がグルグル回っているのです。

つまり、中心は「陽」であり、外郭は「陰」となり、この本とは逆になっているのです。
ですから、陽が牽引で、陰が排斥と考えたほうが科学と整合できるわけで、それを逆にすると、矛盾が発生してきます。
私は、鍼灸理論の多さに悩みましたが、この「陰」と「陽」を入れ違えたのが大きな原因ではないかと考えています。

そこから私の苦労が始まりました。

即ち、この本に書かれたことは、科学で証明することはできないと考えているのです。
となると、鍼灸も科学で証明することはできないことになってくるわけです。
そして、この本(周易)が、中医学の基礎になっているので、ここから検討を始めなければならないわけです。

中医食養に書かれたことも、この本が基礎になっていますので、鍼灸と同じような問題にぶつかるのです。
中医食養は、この理論に漢方理論が加わり「中医食養」として成り立っているようですので、「漢方薬の民間バージョン」みたいなものと考えていいわけです。
ですから、中医食養での治療食は、「おじや」みたいになっていると考えられるのです。

このようなこともあってマクロビを勧めるわけですが、マクロビは欧米にも広く普及され、実践している欧米人も多いのです。
2021/01/02

大動脈解離:松田篤人先生 Part3

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松田篤人先生



大きな病気をした場合は、ちょっとしたことで炎症が出てきます。
所謂「臓器炎症」みたいな感じです。
実際には、肝臓か腎臓が熱を持つんだと思います。

その時には、「片仔廣」(へんしこう)という漢方薬が、とってもよく効きます。
しかし、残念ながら片仔廣も手に入らないのです。
もし、手に入るなら持ってた方が、何かの時に役立つと思います。

ちなみに、私の予想ですが、コロナに感染して、熱が出だした時に、片仔廣を飲めば副作用はあまり出ないのではないかと考えています。
何故なら、コロナは全身の炎症が基と考えているからで、多分そうだと思います。

ステロイドも使わないとダメだと思いますが、片仔廣に関してはステロイドでのリスクもほとんどないからです。
だから私も、
「なんかあった時には、とりあえずこれを飲ませろ」

と、砕いた片仔廣を嫁さんに渡してあります。
ほんとに緊急の場合はいいかなと思います。

ここまでが救急の時の話で、救急から慢性期に移っていくのですが、いろいろ手術の後遺症みたいなのが結構出てきます。
術痕が痛いというのもそうですが、心臓を弄ってあるので、その時のグラフトは、右の大胸筋を使っています。
※ 「グラフト血管」(バイパスするときに使うつなぎの血管で本人のサイズのよく似た血管を使用)

ですから、右の胸筋に力が入らなくなってきます。
そして、時間と共に萎縮してきて、「巻き方」になってきて、(私の場合は)右の背中がどんどん痛くなってきました。

そういうのを少なくするために、さっき言った「清熱」とか「活血」の薬を上手く使うしかない。
食べ物でやってもいいけど、血圧コントロールがすごく難しいです。
人工血管を入れてあるので、血圧を挙げられないからです。

つまり、「陽性な食品」が摂れないので、塩分がどうしても摂れないのです。
摂ってもいいけど、摂り過ぎると、5とか10mmHgぐらいはすぐに上がっちゃうので、医者から止められちゃう。

だから、先ほど話した漢方薬などを使うのですが、慢性期は量を少なくして飲みます。
というような感じで、ちょっとずつコントロールしていくという感じです。

で、動脈硬化が怖いので、運動が必要になるのですが、運動をすると、解離した動脈が「動脈瘤」になり易くなります。
なので、すごく矛盾した状態でリハビリをしていかなければならないのです。

単純にそれだけだと、矛盾しちゃうのだけど、矛盾しているのを上手くやるためには「クッション」が必要になってきます。
クッションは、食事でもいいし、漢方でもいいし、鍼でもいいのですが、何かやり続けなければダメです。

現代医学の薬は、「使いたい」とか「使いたくない」ではなく、「使わなくてはならない」のです。
だから、新薬だけで不具合をコントロールするだけだと、右に左に、といろいろな症状がドカーン、ドカーンと出て来てしまうので、サプリなどを使います。

私が飲んでいたのは、「梅仁丹」みたいなもので、梅の種だから、「心」(心臓)にいいので、「あ、ダメかも」と思う時に飲むとちょっと落ち着きました。
そのような感じで、コントロールしていきました。

その他には、肺活量も落ちているので呼吸法もやるし、気功をするにも、胸を広げる事ができないので、手首から先だけを動かしたり、首だけ動かしながら呼吸法をするといったことをやっていました。
そういうのを「知っとくといいかも」と思います。

これは自分が実際になる、ならないということではなく、そういう人が現れたときに話がしやすい、ということです。
「こういうふうにすればいいよ」って。

なので、できる、できないというよりは、私は自分の知識として結構持っているので、それをそのまま使いましたが、全くそういう知識がないと助言ができない。
食べ物も助言できない、運動も助言できない、皆さんは鍼灸師なので、鍼はできるかも知れないけど、背中に鍼は打てないことになる。

そういうふうにならないために、五行論とか七星論の基礎理論をベースに、マクロビなども身に付けていた方がいいと思います。
少なくても、マクロビは勉強できるならちゃんと学んでいた方が活きると思います。

拙い話でしたが、これで私の話を終ります。
ありがとうございました。