FC2ブログ
2019/08/13

アスリートの治療も足関三穴と回旋鍼 (8/25日の臨床実践塾の準備)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。




赤く塗ったところが主訴です 



関西のアスリートの方が、東京のアスリートの方を連れて来られました。
カルテを書いてもらうと、住所が東京になっていましたので、

「大阪で何か大きな試合があるのですか?」と聞くと、

「いいえ、ここに来るためです。その後、梅田で美味しいものでも食べようと思って!」と、連れてきた方が答えました。

聞くと、オリンピック選手の候補に挙げられている方だそうです。

すごーい! \(^o^)/

で、体調を聞くと、

① 首が頻繁に痛くなる

② 肩が凝る

③ 胸骨上部が痛い

④ 右親指の関節が痛む

⑤ 右股関節(大転子)が痛い

⑥ 両膝が膝蓋腱炎

⑦ 右足関節が痛い

⑧ 右の第一趾の関節が痛い

と、いろいろな症状がありました。

脈診をすると、「右寸口」(七星鍼法での脈位は、肺・大腸)の脈が弱いので、
「アスリートで肺が虚するとは考えにくいのだが……」と考えながら、両方の鎖骨下にある中府穴辺りを探ってみると、痛みを覚えているようでしたので、
「激しい練習で肺に負荷をかけ過ぎたのかな」と思いました。

そして、全体的に右半身に症状が多いので、
「右足関三穴で症状が取れるな」と考えたのですが、
「回旋鍼も使うと、全ての症状が取れる」と思ったので、足関三穴と回旋鍼を使うことにしました。

そこで、足関三穴と回旋鍼をしてから、
「どうですかね。親指の痛みとか、肩の凝りとか、首の痛みとかのいろいろな症状は」と聞くと、寝たままで首を動かしたりしていましたが、「もう一つやな」という感じがありましたので、そのまま頚椎を軽く調整しました。

そして、
「はい。今度は起きて首や肩や股関節や足関節等をみてくれませんか」と言うと、起き上がって、あちらこちらを自分で検査していましたが、やがて、友達のアスリートに向かって、
「何で?」と聞いていました。

症状がだいぶ取れたのです。

治療はそれで終わってもよかったのですが、東京から来ているので、それでは申し訳ないと思い、全経絡を整え、指の関節が痛くなった時の「自己調整法」を教えて、治療を終了しました。

最近では、足関三穴と回旋鍼を合わせて使うのは、「七星鍼法の最高峰」になるのではないかと考えるようになってきました。
ほんとに「面白い鍼法」です。

足関三穴と回旋鍼で使う鍼は基本的に5本です。
2019/08/13

急性膀胱炎:急患を回旋鍼で治療 (8/25日の臨床実践塾の準備)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。



写真① 蚊に刺された痕が治らない 




写真② 八風穴への刺鍼 



日曜日にメールが届きました。内容は、
「突然頻尿になり血尿まで出たのですが、明日治療してくれませんか」と言う。
当院は、木、金、土の三日しか営業していませんので、「明日」というのは月曜日なので本来は休診です。
しかし、ちょうど別の方の予約も入れてありましたし、時間の調整もできたので、来てもらうことにしました。

そして、昨日来院したのですが、

「先生、頻尿も止まり、血尿は止まりました」と言う。

「何かしたの?」と聞くと、

「先生のHPや 『病気治し入門』 を読んで、ダイコントウを飲んだんです」と言う。

「あ、そう。それは良かったですね」と言いながら、治療にかかることにした。

私は最初に脈を診ることから始めますが、脈を診ると、左の関上(七星鍼法では、脾・胃経)の脈が弱いので、
「脾臓膵臓に疲労が出ていますよ。ちょっとここを(脾臓部)を押してみますね」
と言いながら、左肋骨の下の脾臓部を軽く押したら、
「痛い痛い」と体を逃がしていました。

メールが入った時は、激痛は起ってないようでしたので、

① 腎炎?

② 膀胱炎?

③ 暑さのせいで過労になり、抵抗力が落ちた

などと考えていましたが、
「左関上の脈の弱さと脾臓部を押したときの痛みで、抵抗力が落ちて膀胱に炎症が起こった」と判断しました。

念のために膀胱部を軽く押圧したら、軽い痛みがあるようでした。
まだ、炎症の名残があるわけです。

そして、
「5月頃に蚊に刺されたところがなかなか治らないんです」(写真①)と足を見せてくれました。
見ると、「ターンオーバー」が乱れた様子が伺えました。
※ ターンオーバー:組織や細胞の増殖と死滅による動的平衡

そのことから、炎症や代謝障害が起こっていることが考えられますので、炎症を治めるために「八風穴」(写真②)への刺鍼と、体全体のエネルギーを高めるために、回旋鍼・陰査穴に鍼をしました。
一応の治療が済んでから、膀胱部を、今度は先ほど寄り強めに押圧したのですが、

「少しは痛みますが、先ほどのようなことはありません」と言うので、治療を終了しましたが、このような抵抗力が落ちているときには、「回旋鍼」が効力を発揮すると考えています。
 今度の臨床実践塾 で、回旋鍼のモデルになるような方が来てくれたら、参加者の皆さんの前で臨床をしてみます。(^_^;)
2019/08/12

「足関三穴」と「回旋鍼の原理」 (8/25日の臨床実践塾の準備)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。

 

胸椎の捻れのテスト



きょうの記事は「易」が入るので、少し難しいかも知れません。
「易」と聞いてアレルギーの出る人もいるようですが、それは単なる拒否反応で、少し考えると「拒否」がなくなると思います。

たとえば、「科学が全てだ!」と考えている人も多いと思いますが、科学では解けないこともたくさんあります。
「生命の誕生」もそうですね。

水素と酸素が結合したら水になります。
その水に、ミネラルやビタミンが加わると、栄養豊富な水になり、そこに太陽光線(太陽エネルギー)が当たると生命が誕生します。
アメンボーなどがそうですね。
仮に、「太陽エネルギー」が無かったら、どうなるでしょう。

太陽エネルギーのおかげでオタマジャクシも生まれてきます。
そしてオタマジャクシはやがてカエルになります。
それらの生命に深い関わりのあるのが「太陽エネルギー」です。
太陽エネルギーが無ければ、生命は途絶えてしまいます。

きょうは、そんな自然にあるエネルギーを考えながら読んでみてください。

回旋鍼の仮設はこうです。

① 人体は、何かのエネルギーが働いて生命体を維持している

② そのエネルギーは多分、太陽エネルギーと相対的なエネルギーが関係している

③ 太陽は陽性なので、陽性のエネルギーが働くはずです

④ 陽性なエネルギーは、時計回りに回転すると考えられる

⑤ 相対的なエネルギーは、地球からのエネルギーと考えられる

⑥ 地球からのエネルギーは、基本的に反時計回りと考えられる
その説明をツル植物に当て嵌めようとしたのですが、ツル植物の巻き方は左右どちらもあるので、ここでは太陽エネルギーを下降エネルギーとして、地球からのエネルギーを上昇エネルギーとして考えていきます
つまり、太陽エネルギーと地球エネルギーは相対的と考えるわけです

⑦ そのエネルギーの作用が、足関三穴を使う時に、多くの人が「右の足関三穴」を使うことになったと考えられます(左の足関三穴を使うのは非常に少ない)

⑧ ですから、ヒトには、下降エネルギー(太陽エネルギー)が働いて、右足に負荷がかかっていると考えられた

⑨ 太陽エネルギーと拮抗するエネルギーを上手く調整すれば、我々の健康も維持しやすいのではないかと考えられます

⑩ つまり、それら二つのエネルギーの力に強弱が出たり、二つのエネルギーのバランスが崩れたりすると、人体にヒズミが出て、何らかの症状が発生すると考えられるので、その二つのエネルギーの力やバランスを調整するためのテクニックが必要ではないか、と考えたわけです

⑪ 具体的には、足関三穴を上昇エネルギー、回旋鍼を下降エネルギーと考え、その双方の回転方向や力を調整するわけです

それを証明する一番簡単な方法は、上の写真にあるように、手を頭の後ろで組み、左右に捻じってみることです。
それから「回旋鍼」をして、再び手を頭の後ろで組み、左右に捻じってみます。
ビフォーよりアフターの方が明らかに捻れるはずです。

つまり、「回旋鍼」で捻れが調整されたのです。
2019/08/11

左の(肩甲骨内側・首・みぞおち)両こめかみの痛み:回旋鍼の原理と効果

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。



回旋鍼の回旋イメージ 



回旋鍼は、足関三穴をしながら疑問に思ったことを解決するために開発したものです。
回旋鍼とは何かと言うと、「体を回旋させる鍼」という意味です。
これは、「妊娠・子育て用語」では、「産道の形に合わせ、赤ちゃんが少しずつ向きを変え回転しながら降りてくること」を言います。

「スパイラル」と言ってもいいと思いますが、ここでは「身体の捻れ」を指しています。
つまり、血液が血管の中を通る時には、スパイラル運動をしながら流れていきます。
そのスパイラル運動が人体にも影響を与えているのではないかと考えたのが始まりです。

人体惑星試論(通称・七星論)を書いているときに、いろいろな実験をしていました。
その時、「頭部七星配置」(通称・頭七)を考えていたときに、頭七配置への刺鍼を、片方は外側に向け、片方は内側に向けて刺鍼すると、「左右のバランスが著しく狂うはずだ」と考え、そのことを当時のスタッフに話したら、

「先生、私にやってみてください」という人がいました。

「いや、これはかなりきつい症状が出ると思うので、止めときましょう」と言ったのに、

「大丈夫です。やってください。お願いします」と、頼むようにいうので、

「そうか、それではやってみましょうか」と言うことで、左右を逆にして刺鍼したのです。

すると、しばらくして、

「先生。めまいがしてきました」と、言って来ました。

「やっぱりなー」と思いながら、返し鍼をして、全体を整えたのですが、その症状は翌日まで続いたそうです。
これもおそらく一生忘れられない出来事だと思いますが、今回の「回旋鍼」のヒントにもなりました。

最初に被験者になったのは、私です。
最初に、立位で、左右の肩を、交互に前から押してもらい、それから体全体を前後に押して「安定性」や「力の入り具合」を調べておきます。

それから、回旋鍼をするのですが、鍼は2本使います。
座位のまま、自分で自分の頭に刺鍼しました。
それから、再び左右の肩を交互に、身体を前後に押してもらい安定性や力の入り具合を調べました。

その違いは明らかにわかりましたし、スタッフも、それを十分認識していました。

たとえば、上の写真の方ですが、
「左の(肩甲骨内側・首・みぞおち)両こめかみの痛み」を訴えていましたが、回旋鍼だけで症状が取れてしまったのです。

回旋鍼をした後、

「どうですか?」と聞いたら、

「はい。ないです」と言うので、

「首や左のみぞおちの痛みも?」と聞くと、

「はい。ないです」と言ってくれました。

昨日に書いた「腰椎椎間板ヘルニア」もそうでしたが、あまりにあっけないので、私でさえも、「ほんまに?」と疑ったのですから、このブログを読んでいる方は、もっと疑うだろうし、「嘘だろう」と思われても仕方がありません。

この解明は、これからやっていきますが、今、考えていることは、
「この回旋鍼と足関三穴」で、かなり多くの病気や症状が治められるのではないかと考えています。

回旋鍼の理論や実技は、  今度の臨床実践塾 で、検証をしながら行います。
2019/08/10

回旋鍼の研究(新しい鍼法) (8/25臨床実践塾の準備)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。


 
胸椎捻転


 
胸椎屈曲



きょうは多くの方々に協力して頂いて、新しい鍼法の「回旋鍼」のテストを行った。
上の写真は、お義母さんの付き添いで来られた方にお願いしてテストしたものです。
待合室での実験ですので、ちょっとカーテンが邪魔していますが、ご了承ください。
最初に、

「あのー、面白い治療法があるんですけど、ちょっと協力してくれない?」とお願いしました。

「ん? 何かするんですか?」

「そこに座ったままでいいので、頭の後ろで指を組んで、左右に捻じったり、曲げたりするんです」

「あ、はい。いいですよ」

「ありがとうございます。ちょうど今、新しい鍼の刺し方で、人のエネルギーを高めて、より自然に体調を整えることはできないものかと実験をしているんです。もちろん、我々がテスト済みです。頭に鍼を2本だけ刺すんですけど……。いいですかね?」

「ええ、、、いいですよ。先生また何か考えたんですね」

「えへへへ、はい。面白いんです。いいですか? では、頭の後ろで指を組んで、左右に捻じってみてください。はい。そうです。次は反対側に捻じってみてくれますか」

という調子で、胸椎の捻れの検査をして、次に左右の屈曲もテストしてから、頭に2本だけ鍼を刺せてもらいました。
この方は、当院に来られている方ですので、鍼には慣れています。

そして鍼をした後に、再び左右の捻れと屈曲をさせると、
「ええー?」と振り向いて、驚いた顔をしていましたが、やがて笑い顔に変わりました。
先ほどよりも捻れるようになっていたからです。

そこで、この鍼の目的と作用などの説明をしたのですが、あまり理解できてないようでしたが、
「ふ~ん」と言いながら頷いていました。
なぜ理解でなかったかと言うと、
「この鍼は、身体を巡るエネルギーの回転力を強くする鍼で……」なんて説明したからだと思います。

これじゃー、わかりませんよね。(^^;)

この研究を始めたのは、足関三穴での治療をしていて、多くの方が「右足関三穴」を使うことになるので、
「これはエネルギーのスパイラル運動に関係しているかも知れない」と考えたことから始まりました。

まだ10人ほどにしかしてないので、詳しく説明できませんが、きょう来られた新患の方で、「腰椎椎間板ヘルニア」の方もいたのですが、なんと、足関三穴と、この回旋鍼だけで、だいぶ楽になったのです。

使った鍼は5番鍼を5本だけです。
頭に2本、右足に3本だけの鍼なので、何が何だけわからなかったと思います。
この回旋鍼については、  今度の臨床実践塾 で、再度、皆さんの前で検証したいと考えていますので、楽しみにしていてください。