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2020/09/24

右手の薬指が冷たい、嫁の膝が痛い:同病異治と異病同治

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手に配置された経絡



昨日の話ですが、昔お世話になった方から電話をもらった。

「右手の薬指だけが冷たいんです。何が原因ですかネ!」と言います。

「薬指なら、経絡で考えると三焦経なので、消化器系に異常があると思うよ」と、治し方を説明したのですが、その後、

「嫁のことなんですがね。膝が痛いと言うんです。どこが悪いのでしょうか?」と言い、奥さんに電話を替わった。

「階段を上ったり、自転車をこいだりすると膝が痛いんです」

「右? 左?」と聞くと、

「両方痛いのですが、特に左のほうが強いです」と言います。

「ああ、消化器系に異変があるようですねー」

「消化器系ですか? お父さんも消化器系ですよね」

「はい。多分、大腸のの異変で骨盤が歪んでいると思うのですが‥‥」と言うと、再びご主人に電話を替わりました。そして、

「嫁も消化器ですか。先生、行きますわ。空いてるところがありますか?」と予約を入れた。

※ 三焦経とは、「消化器系」という診方と、口kら胃の入り口までを上焦、胃の入り口から出口までを中焦、胃の出口から肛門までを下焦という診方があります。

電話を切ってから、漢方用語のことを想い出した。

「同病異治」と「異病同治」という言葉です。

これは、
同病異治:同じ病気を違う方法で治す
異病同治:違う病気を同じ方法で治す」
という意味です。

たとえば、上の「薬指の冷え」と「膝痛」で説明すると、薬指は経絡で診ると「三焦経」になるので、簡単な診断では「消化器系」と考えることができます。

そして、「膝痛」ですと、膝痛の原因はいろいろありますが、仮に大腸に異変が起こると、骨盤(腸骨)に捻じれが起こり、その捻れが膝に影響を与える事があるので、「消化器系」と考える事ができるわけです。

その治療には、どちらも消化器系の治療になるのですが、これをどのように捉えるかと言うと、指の冷えに関しては「臓腑異変による経絡」として考え、膝の痛みは、臓腑の異変による骨格の歪で、それが膝関節につながる筋腱を引き攣らせて膝痛が出ていると考えるわけです。

すなわち、臓腑のヒズミが原因なのか、骨格の歪みが原因なのかを分別しなければならないということです。
ここは現代医学と大きく違うところで、「この病にはこのツボ」なんていうのは、あまり期待できない理由がここにあるのです。
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