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2020/09/06

咳が止まらない:反圧というテクニック (9/27セミナーの準備)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。




「反圧」という手技



先日、女優さんが来られました。
(テレビ出演などが多いので、お名前は伏せておきます)
次回に来られた時には、その女優さんの症状は治まっていました。
そして、今度はお母さんを連れて来られたのです。

さすが女優さんのお母さんで、60歳近くになっていたと思いますが、キレイな方でした。
それで、お母さんの主訴は、「咳が止まらない」と言うことでした。
もちろん、病院には行ってるらしいのですが、症状は治まらない、と言います。
コロナ感染が騒がれているときだけに困っていたと思います。

脈診をすると、手がネチャネチャしていたので、
「甘いモノが多くて、心包に負担がかかっているな」
と診断したので、確認のために、六臓診で、膻中を押したら、案の定痛がっていました。

診断の結果を簡単に説明し、治療にかかったのですが、
「鍼灸治療は受けたことがありません」ということでした。そこで、
「優しく、軟らかく、痛くないようにしますので、鍼が使えるかどうかのテスト的な鍼をしてみますね」と許可をもらい、軽く鍼をしました。

結果は「全く大丈夫」という感じでしたので、そのまま治療に入りました。
普通、鍼のダメな人は、頭に1本鍼をしただけでわかりますが、この方は、全く問題ないようでした。

そして、脊椎診の時に、腸椎3.4番辺りが陥没している(凹んでいる)のを見つけてあったので、
上の写真のように、伏臥のまま胸椎3.4番辺りを反圧治療しました。
反圧治療というのは、
押して、反射してくる圧力を利用する方法です。

心・心包に異変が出ても、何ともない人もいますが、

① 中程度の症状

② 慢性的な症状

の場合は、脊椎が陥没(凹む)している場合があるので、そのような場合には直灸の方が確実で早いのですが、鍼灸治療に慣れてない方には「反圧治療」をします。

つまり、胸椎3.4番辺りの横突起をジワーッと押し、パッと手を離すのです。
それによって、陥没していた脊椎が元に戻ってきます。
もちろん完全に戻るわけではありませんが、とりあえず症状は軽くなり、それを何回か繰り返すと完全に戻ってきます。

このテクニックは、6.7年前に公開したテクニックですので、その時のセミナーに参加された方は覚えていると思います。
ただ、お灸のできる人にはお灸が抜群に効きますので、鍼灸師なら多分、簡単に症状が治められる「お灸」や「千年灸」を使っていると思います。

そして、治療が済むと、大きく深呼吸をしながら、
「胸がスッとしましたわ」と言ってくれました。
咳が出る前兆のような「つかえ」が取れたのです。

女優の娘さんが、食事のことをきっちり守って、何か月も治まらなかった症状を、4日で治したので、多分、このお母さんも食事に気を付けて、早々に解決できるものと思います。

このテクニックは、9/27の臨床実践塾でもポイントを説明しながら、実技を公開する予定です。


※臨床実践塾の案内はきょうか明日にはホームページに掲載しておきます。

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