足首と首、腰も痛いと言う患者さん。(大笑いした話)
右の足首が内側に歪んでいます
「肩凝りがひどく、背中もバンバンに凝っています。腰も痛い!」という方が来られました。
20代前半のかわいいタイプの女性です。
脈診では腎虚でしたが、脊椎診をすると、肝臓の裏が腫れた感じで、盛り上がっています。
これは「肝実」の状態と診ることができます。
そして、それを裏付けるかのように、足関節が内側に歪んでいます。
(足関節を伸ばしてから撮った写真です)
つまり、足の内側の筋肉や腱が過緊張にあるわけです。
足の内側には、「脾、肝、腎」の経絡が流れています。
ということは、それらの経絡のいずれかに異変があるということです。
それを裏付けるかのように、頚椎1.2.5番にも歪みがありました。
(頚椎1番は乳様突起の後側から確認する)
人体惑星論では、頚椎1番は「水」、2番は「金」、5番は「木」となるので、
「腎経、肺・大腸経、肝経」となります。
そこで、頚椎調整から始めたのですが、これがまた体が軟らかいので、簡単に動くのです。
「簡単に動く」と言うことは、「簡単に歪む」ということになります。
何故体が軟らかいかというと、「陰性食」が多いからです。
陰性食:細胞を緩める作用があり、砂糖やカリウムを多く含む場合が多い
で、治療が済んでから、
「どうですか?」と聞くと、首を回したり、座位のまま前屈したりしていましたが、パッとこちらを見て、
「楽です~~~」と言うので治療は終了しました。
食事の話は時間がかかるので、冊子を渡して読んでもらうようにしましたが、帰り際に玄関で、
「傘持ってます?」とスタッフに聞いたので、スタッフが
「持ってますよ」と応えると、
「大降りですよ」と言いながら帰って行きました。
そして、すぐに玄関から飛び込んで来て、
「傘、忘れました」と言うので、大笑いしました。
さらに、
「そんなに降っているんかいな」とベランダから外を見ると、カラット晴れている。
「降ってないみたいですよ」と言うと、スタッフが、
「この人はいつもそんなですよ、あははは」と笑っていたので、私も一緒に大笑いました。
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