右のお腹が引き攣る:しちせい特殊鍼法の回旋鍼も面白い
右肩が前に出ています
痛むのは黄色で塗られた部分です
昨日、「お腹の右側が引き攣る」という方が来られました。
脈を診てから、脊椎診をしようとすると、身体が捻じれていた。
「おっとー!」と思い、
スタッフを呼んで、
「写真撮ってくれない」と言い、どの角度から撮影したらいいのかを検討した。
真上から撮影したほうが分かり易いようでしたので、そのまま撮影してもらった。
それが上の写真です。
右肩が前に出ているので、写真でもわかりますよね。
治し方はいくつかあります。
まず、上のイラストで示したように、「右のお腹が引き攣る」と言う場合は、多くが肝臓からの引き攣りです。
つまり持論の人体惑星論(七星論)で言うところの「経筋腱収縮牽引」が、肝臓から起っているわけです。
ですから、肝臓を整えればいいのですが、単に肝臓を整えるだけでは「芸がない」ので、しちせい特殊鍼法の回旋鍼を使うことにしました。
鍼をして、軽く左右に捻じってもらい、それから再び背中を見たら、捻れが取れています。
スタッフは、何度も見ているはずなのに、
「ふ~ん。なるほど」と言いたそうな顔をしていました。(^_^;)
回旋鍼は、臨床実践塾でもやりましたが、その時のモデルになってくれた方は、両手を横に広げ、左右に捻じってもらいました。
すると、刺鍼前後の変化がすごく変わったので、参加者の皆さんは
「おおーッ!!!」という顔をして、顔がニヤッとなっていました。
顔がニヤッとなったのは、多分、多分ですが、
「こんな簡単な方法で捻れが治るのか。よし! 儲かった!」と考えていたのではないでしょうか。
(違っているかも知れませんが、笑いを取るためにそのように書きました)(^o^)
で、大切なのは患者さんの症状が治まったかどうかです。
もちろん、症状は治まりました。
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