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2020/08/29

「八会穴」の効能を検討してみます (八会穴2)


 


昨日「八会穴」の中の「膻中での免疫力」について少し意見を述べてみたのですが、それだけで終わると、物足りない感じがしますので、他の「八会穴」についても少し述べておきます。


 


八会穴は、以下のように「八つの気が集めまるツボ」と捉える事ができますが、私の経験を交えて感想を書いてみます。


 



  1. 腑会(腑の病) ・・・中

  2. 臓会(臓の病) ・・・章門

  3. 血会(血の病) ・・・膈兪

  4. 脈会(脈の病) ・・・太淵

  5. 骨会(骨の病) ・・・大杼

  6. 筋会(筋の病) ・・・陽陵泉

  7. 髄会(髄の病) ・・・懸鐘

  8. 気会(気の病) ・・・膻中


 


腑会の中は、「腑の病」に治療効果があるとなっていますが、「腑」と言うより、胃・脾(膵臓含む)に効果があるように思えます。
昔は、胃が非常に重要視されていたようなので、そのようになったかもわかりませんし、胃の調子が良くなると、胃につながる小腸や大腸の調子も良くなることは考えられますので、私は「腑」ではなく「胃・膵臓・腸」の治療点として考えています。


次の「臓会(臓の病)章門」ですが、これは「便意のコントロールに使える」と云われているようです。


しかし、臨床的に「章門が効いた」という記憶はなく、肝を整える時に使う程度です。


次の「血会(血の病)膈兪」ですが、その部位から、胸部と腹部を区切る位置にあるので、巨鍼療法では、膈兪を境に「上向きに刺すか下向きに刺すか」を決めています。


つまり、上に向ける時も下に向けるときも、そこが切皮点となるので、血液循環が良くなっていることは実感できます。


 


もちろん「血の病」が血液循環だけを言っているのではないのですが、基本は循環になりますので、「血液循環」と言ってるわけです


 


そして、巨鍼療法で膈兪から刺鍼すると、血液循環が良くなっていることも実感できます。


しかし、毫鍼ではその感触を得る事はできませんでしたが、透熱灸ではその可能性が十分考えられます。


 


人体惑星論で考えると、そこは「土と水」の間になり、「経の起点と終点」を同時に刺激することが考えられるからです。


 

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