昨日の臨床実践塾も楽しかった

2017年8月27日の臨床実践塾
第一部 ≪症例報告≫
講師は、矢田部雄史(たかし)先生。
矢田部先生は、森之宮医療大学非常勤講師を経て、現在は大阪医療技術専門学校鍼灸科で非常勤講師をしています。
ですから、人前で話す事は慣れていて、大学で教鞭を取っている先生も、「矢田部先生は放すのが上手いね1」と、褒めていました。
講義内容は、日々の臨床で印象に残った治療を紹介していたのですが、聞き取りやすい口調で、「漏れなく、ダブリなく」話していました。
症例報告というのは、やってみるとわかるのですが、臨床現場の風景が浮かんできますので、下手すると飛んでしまったりするもので、聴講者に理解できない部分が出たりします。
(私のことですが…)
矢田部先生はそういうこともなく、ちゃんとポイントを押さえて話していました。
それは彼の性格からくるものかも知れません。
彼の性格は、話す順序、理論的な流れ、参加者の反応に対しての対応方法まで準備しているので、スムーズに流れていました。
そして、最も大切な事は「威張らない」というところです。
これは、講義に慣れてない人の講義を受けるとわかるのですが、自分の欠点や知らない事を隠すために、防御策として威張ってしまう場合があるのです。
具体的な講義の内容は、
① 手指の痛み
② 膝痛
③ レルモワイエ症候群
④ 五十肩
⑤ 頚椎椎間盤ヘルニア
⑥ 腱鞘炎
などでしたが、臨床家にとって、このような「症例報告」というのは、ほんとに勉強になるものですので、矢田部先生は実技を混ぜながら、一つ一つ解説していました。
そして、講義の最後のほうで、2人1組になってもらい、「筋膜リリース」の実技をさせていました。
「症例報告」の中に出てきた治療法を、実技で復習するわけですので、これは勉強になったと思います。
また、「レルモワイエ症候群」という症状名を聞いた事がない方もいると思いますが、矢田部先生は、「メニエール症候群の中に分類される疾患です」と説明されていたので、多分わかりやすかったと思います。
第一部が済んでから、15分ほど休憩して第二部が始まるので、休憩時間に矢田部先生に質問されている方もいたようです。
いつもなら、親睦会の時に質問をすると思いますが、その日は矢田部先生が所用で親睦会には参加できなかったので、残念に思った人もいたと思います。
すみませんでした。<(_ _)>
で第二部の解説に移りたいのですが、第二部は明日にでも掲載させて頂きます。
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