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2017/08/16

頚椎症の痛みと太もも (8/27の臨床実践塾)


定久背屈1
    まだ何もしてない時の背屈

定久背屈2
    腎経に鍼をした後の背屈

定久背屈3
    さらに一穴整体鍼をした後の背屈


経験豊かな治療師なら、頚椎症の治療は難しい事を知っています。
ですから、ブログやホームページには、「頚椎ヘルニア治ります」なんてことは多分書かない。
書くとすれば、軽い頚椎症の治療が上手くいったときのことだと思います。
セールスレターなどで、「頚椎ヘルニアが治る」と書かれているのもありますが、そんな生易しいものではないと思います。

先日、頚椎症で首は後に倒れないし、舌や唇まで変調が出る方の治療をしていました。
何度か治療した方ですので、治療した日は良くても、再び元に戻るので、何とかしてあげたいと思い、七星論での検討を始めました。

七星論には、いろいろな配置があるのですが、
① 頭は宙(任脈・督脈で生命の始まり)
② 頸部は水(腎・膀胱)
③ 上胸部は金、地、火(肺・大腸、心包・三焦、心・小腸)
④ 肋下部は木(肝・胆)
⑤ 腰腹部は土(脾・胃)
⑥ 骨盤部は宙(任督で生命の始まり)

人体七星
頭部と体幹を七星で分けた図

つまり、頚部は「水」の範囲になるので、腎・膀胱経が関わっていると仮定することができる。
ですから、頚部の治療には、腎・膀胱経を加えたほうがいいと言うことになります。
これまでもこの図の配置で治療法を組み立てて上手くいけたので、腎・膀胱経で検討する事にしました。

そこで「腎経」を使って治療する事にして、スパッツから短パンに着替えてもらい、一番筋緊張が高いと思われるところに鍼を1本刺してみました。

刺鍼の後、鍼を抜いてから筋緊張を調べてみたら、鍼をする前までは抑えるだけで「うっ、うっ!」と唸っていたのですが、鍼を抜いたら楽になったみたいで、うつ伏せの状態から首を回して、「ビックリした」という顔を見せていました。

結果が予想通りで、面子が潰れなくて良かったです。
この方は、「頸椎椎間板がつぶれている」方でしたので、こちらも必死ですが、この方も必死になって治療に協力してくれるので、上手くいったと思います。
そして、治療が済んで、待合に行っても、スタッフに首を後に倒しながら、

「これ、これができるんです! ほら!」

「これ、できなかったんですよ! ほら!」

と何度も嬉しそうに説明していました。

そこで気を良くした私は、この治療法を追求することにして、上の写真のような臨床をしてみたのです。


一番上が何もしてない時、
二番目が腎経に刺鍼した後、
三番目が腎経と一穴整体鍼をした後、

う~ん、二番目と三番目の写真の違いは分かり難いのですが、三番目のほうが背屈角度が大きいです。
しかし、これだと「一穴整体鍼」のほうがいいように考えられてしまいそうですが、これは多分「相乗効果」です。
というのは、前に治療した時には、一穴整体鍼をしても極度の変化はなかったからです。



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