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2020/01/21

冷え性には三温鍼 (1/26の臨床実践塾)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。




冷え性の鍼「三温鍼」(さんおんしん)をしているところ 



写真は、三温鍼(冷え性を治す鍼)をしているところですが、今年は暖冬のせいか三温鍼を必要とする方はあまりいません。
これまでで、たったの2人です。

冷えが出ないということは、臓器器官の代謝もいいと考えることが出来ます。
冷えで出やすい人は、足腰の凝りや痛み、心臓からの症状で背中の上部のシンドさ、呼吸器系の異変といろいろあります

そして、それらの症状が出ることによって、「動きたくない」という感情が出てきます。
動かないと、さらに冷えが強くなってきますので、さらに動きたくない心情になります。
そこで、「冷えの原因」について考えるのですが、体温というのは、暖かい血液が、必要な部位に、必要な量だけ運ばれてきた温度です。

つまり、冷える人は、必要としている部位に必要な血液が運ばれていない、ということが言えるわけです。
ですから、血液循環を良くするために運動や入浴が有効になってくるわけです。

そして、血管を広げる飲食物も推奨されます。
近年では、ジンジャーティー(ショウガ茶)などが流行りました。
ショウガは五葷(ごくん)には含まれませんので、淫欲や憤怒は起りませんが、血管は拡張されるようで、一時的には暖かく感じます。
五葷:ニラ、ニンニク、ネギ、ネギ、ラッキョウ、(五葷には入りませんが、私はナマのタマネギも含めています)

ただ、血管が拡張されても、それがずっと続くわけではありません。
ショウガの作用が納まると、さらに冷えてきます。
そして、その作用を継続して利用していると、別の問題が発生してきます。

中国の瀋陽へ行ったときに、鼻頭の毛細血管が広がって、鼻が赤くなっている人が多いので、不思議に思いました。
が、その答えは、ニンニクの食べ過ぎだったようです。
と言うのは、レストランで、何を食べてもニンニクが大量に入れられていたからです。
息は臭いわ、鼻は赤いわで、どんな美人でも色あせてしまいます。

それではどうすればいいかということになりますが、マクロビオティックでは、何十年も前から答を出しています。
食物の陰陽を考えて、体を温める食品を食べるわけです。

「陰陽」と言うと、「古臭い」と言う人もいるかも知れませんが、
【故きを温ねて新しきを知る】(ふるきをたずねて新しきを知る)です。
即ち、【愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ】です。

マクロビオティックで云う「体の温まる食物」を摂っていれば、ひどい冷え性になることはありません。
これまで何人も冷え性の人に、マクロビオティックのやり方を教えて冷え性を治してもらいました。
理論を学び、経験で確信したわけです。
※ 私は正食協会というところでマクロビオティックの講師もしていました

今度の臨床実践塾  では、そのような「食の原理」についても少し話をします。
そうすることが将来のためになると考えているからです。
そんなことを言うと、「食のことなら栄養学がいいのではないか」という意見もあると思いますが、栄養学は、「栄養素の働き」が中心になるので、次々と理論が変わり、すぐに役立たなくなることが多いのです。

例えば、ひと昔前まえ「繊維質は体の約に立たん」なんて言われていました。
しかし、今はどうですか?
「繊維質こそが腸を整える主役である」と言われているのです。

私が栄養学を勉強しているときは、「酵素栄養学」が流行っていました。
しかし、今はどうですか?
「酵素なんて古い栄養学なので‥‥」と言われます。

ですから私は、陰陽を原理に置いたマクロビがいいと考えているのです。
マクロビが全てではありませんが、マクロビは老化現象にも対応できるので、学ぶ人が慢性疾患になった時に役立つのです。

「俺は中医学でやる」なんて言っても、中医学には漢方があり、中医食養もあります。
いや、老人性の疾患に関しては、むしろ漢方のほうが中心になっています。
「自分は歳をとらない」と思っている人も、そのうち「想いだけではどうにもならない」ということを知る破目になります。

その時のために、「食の原理」を解説するわけです。
その食の原理を知った上で、三温鍼を使うのです。
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