右足首の斜め前が痛く、左鼠径部も左足関節も痛い
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ここが痛いんです

せんかん鍼の刺鍼部位
先日、タイトルのようなことを訴えて来た方がいました。
足関節を診ても、そんなに問題はなさそうだったので、せんかん鍼を使うことにしました。
「向こう側に横向けに寝てくれますか」と横向けに寝てもらい、せんかん鍼をしました。
そして、
「はい。起き上がって、さっきの足首のところの痛みを確認してみてください」と言うと、
「えっ? これだけ」という顔をしていました。
せんかん鍼は、短時間に終わってしまうので、患者さんにすれば、何をしたかわからない場合が多いようです。
この方も、起き上がってから、「痛い」と言ってた右足の斜め前を触りながら、
「ここですか?」と言っていました。
「そうです。さっき痛いと言ってたところです」と言うと、その部を触り、変な顔をして、
「あ、あ、ええ? まだ少しだけ痛いですが、だいぶいいです」と話していました。
「OK! あとは多分、経絡を整えれば治まると思います。左の鼠径部や左の足首も楽になっていると思うのですが、確認してみてくれませんか」と言うと、左の鼠径部や足首を触りながら、
「ここら辺は治っているみたいです。一番痛いのは右足首の前でしたので……」と言います。
それから経絡を整えて治療を終了しました。
そして、治療が済んでから、ブースの中から急に、
「あ、治っているようです」と声をあげていました。
「どこが?」と聞くと、
「右足首の前が! 良かったわー」と言っていました。
この「せんかん鍼」のすごいと思うところは、たった1本の鍼で、いろいろな痛みが取れるところです。
この方のように、足首の斜め前が痛いとか、左の鼠径部や足関節が痛いとかは、いろんな治し方があるので、珍しくも何ともないのですが、1本の鍼で、1か所への刺鍼で各部の痛みが取れるというのは面白いんじゃないでしょうか。
極端に言うと、その1本の鍼だけで治療を終了してもおかしくないのです。
ただ、治療が「算術」だと思われるのは心外だし、病気や症状というのは、症状の出たところだけの問題ではないので、臓腑全体を整える経絡治療も加えているのです。

ここが痛いんです

せんかん鍼の刺鍼部位
先日、タイトルのようなことを訴えて来た方がいました。
足関節を診ても、そんなに問題はなさそうだったので、せんかん鍼を使うことにしました。
「向こう側に横向けに寝てくれますか」と横向けに寝てもらい、せんかん鍼をしました。
そして、
「はい。起き上がって、さっきの足首のところの痛みを確認してみてください」と言うと、
「えっ? これだけ」という顔をしていました。
せんかん鍼は、短時間に終わってしまうので、患者さんにすれば、何をしたかわからない場合が多いようです。
この方も、起き上がってから、「痛い」と言ってた右足の斜め前を触りながら、
「ここですか?」と言っていました。
「そうです。さっき痛いと言ってたところです」と言うと、その部を触り、変な顔をして、
「あ、あ、ええ? まだ少しだけ痛いですが、だいぶいいです」と話していました。
「OK! あとは多分、経絡を整えれば治まると思います。左の鼠径部や左の足首も楽になっていると思うのですが、確認してみてくれませんか」と言うと、左の鼠径部や足首を触りながら、
「ここら辺は治っているみたいです。一番痛いのは右足首の前でしたので……」と言います。
それから経絡を整えて治療を終了しました。
そして、治療が済んでから、ブースの中から急に、
「あ、治っているようです」と声をあげていました。
「どこが?」と聞くと、
「右足首の前が! 良かったわー」と言っていました。
この「せんかん鍼」のすごいと思うところは、たった1本の鍼で、いろいろな痛みが取れるところです。
この方のように、足首の斜め前が痛いとか、左の鼠径部や足関節が痛いとかは、いろんな治し方があるので、珍しくも何ともないのですが、1本の鍼で、1か所への刺鍼で各部の痛みが取れるというのは面白いんじゃないでしょうか。
極端に言うと、その1本の鍼だけで治療を終了してもおかしくないのです。
ただ、治療が「算術」だと思われるのは心外だし、病気や症状というのは、症状の出たところだけの問題ではないので、臓腑全体を整える経絡治療も加えているのです。
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