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2019/08/27

回旋鍼と足関三穴を使い開脚の実験

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。




自分で自分に鍼をして回旋鍼や足関三穴の効果を確認 



先日の臨床実践塾は、実技をメインに行いました。
実験では捻れの角度を確認する方法も行ったのですが、 こちらのビデオ を見ると、どれだけ効果があるかがわかると思います。

このモデルになっている方は、第一部の≪なざツボは効くの?≫に参加された一般の方で、鍼灸師でもなければ、治療関係の仕事をしている方ではありません、
もちろん、私が雇った「治療モデル」でもありません。
主婦の方です。

それから、全身の筋肉や腱の治療法に入っていったのですが、下半身では腰を前後に曲げる動作や、股を大きく広げる開脚で確認するようにしました。
すると、ビフォーでは硬くて曲がらなかった腰が曲がるようになったり、開脚がスムーズになったりしていました。

これは、単にパフォーマンスでやったのではなく、下半身の動きが悪いと、股関節や膝の痛み、あるいは転倒しやすいことが起こってくるので、その予防として役立てるためです。
たとえば、前屈が難しいと、太ももの後ろ(ハムストリングス)が張ってきますので、歩くとき歩幅が小さくなってきます。
その結果、歩くのが遅くなったり、急な動作が出来ずに転んだりするのです。

ですから、テレビの健康番組でも、太ももの内側や裏側の筋肉を伸ばすことが重要であるとして、ストレッチなどを紹介しています。
しかし、実際にストレッチをやっている人は何%ぐらいでしょうか。
おそらく、テレビを見た瞬間はやるかも知れませんが、2日も経ったら忘れているのではないでしょうか。

だから、我々治療師は、股関節の硬い人がいると、股関節や内転筋群を調整してあげるのです。
膝痛や足首の異変などは、臨床で多く診る症状ですが、そこだけ診てはダメなんです。
そこだけ治しても、すぐに元に戻るからです。

根本的に治すのなら、骨盤周囲の調整と臓腑の異変を整える必要があるのです。
「えっ? 臓腑?」と思った方も多いと思いますが、そうなんです。
多くの症状は臓腑の異変から来ているのです。
と言っても、臓腑の異変は、すぐには病院の検査や体の症状としては出てこないのです。

ですから、患者さんには臓腑の話はしなくてもいいのですが、臓腑を整えてあげることが大切だと考えているのです。
何故なら、臓腑を整えることで再発防止ができるからです。
逆に言うと、症状のある部位だけを治療するのは、根本的な治療がなされてないので、再発しやすいのです。

膝が痛いからといって、膝だけを触っても、その場では楽になりますが、すぐに再発してしまいます。
中医学でもそうですが、私が考える「再発しない治療」とは、臓腑の治療を含めた治療法だと考えているのです。

それが「回旋鍼と足関三穴」と考えているわけです。
回旋鍼と足関三穴を使うことで、脈診のできない人でも、診断が得意でない人でも、いろんな部位の調整と、臓腑の調整ができるからです。
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