回旋鍼の治療効果を見てもらうための方法 (8/25臨床実践塾準備)
この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。

写真① 僧帽筋 写真② 両手を前で合わせて捻じる

写真③ 腰に手を当てて捻じる 写真④ 頭の後ろで指を組んで
今度の臨床実践塾のテキストは「レジメ」だけになります。
回旋鍼は、どちらかと言うと、「氣の流れ」(エネルギーの流れ)を調整するようなものですのでので、足関三穴のようなアクションは少ないのですが、ジワーッと効いているのがわかります。
頭からゆっくり首、肩、上肢、体幹、下肢と伝わって行ってるように感じるのです。
頭や頭に近い部位では即効性があるのですが、頭から離れるほどに、「時間差攻撃」のように効果が出てくるからです。
この「時間差攻撃的な方法」は、治療師にとって有利なテクニックになります。
その効果の出方は鍼灸治療の特徴でもあると思いますが……。
ゴルフを教えている先生が来られるのですが、
昨日は、その先生が紹介した方の付き添いで来られました。
そして、帰りの玄関で、
「回旋鍼の効果が長持ちする方法を考えてくださいよ」と言っていました。
こちらの先生に回旋鍼をした覚えはなかったので、一瞬「ん?」と思ったのですが、もしかしたら回旋鍼をしたかも知れないと思い直し、
「今のままでも1日ぐらいは持つと思いますけどねぇ。でも、もっと長持ちするように考えておきます」と返事をしておきました。
それで、回旋鍼で捻れが矯正できることは、これまでの臨床でわかっていますので、今回は、
「回旋鍼の効果を分かり易く見せるためには、どのような検出方法を使えばいいのか」を課題にして、患者さんにも協力してもらいながら行いました。
当院の患者さんは協力的な方が多いので助かります。m(__)m
頭だけを左右に捻じってもいいのですが、胸椎の捻れも調べないと、ゴルフやテニス、バドミントンなど、上半身を捻るスポーツに役立ちません。
ですから、胸椎を捻る評価法を検討してみたのです。
胸椎の場合は、腕を挙げると、写真①の「僧帽筋」に力が入り、胸椎が緊張して、胸椎が少し固定された状態になります。
ですから、状態を捻ると写真②のように捻じりにくくなりますので、その状態と、腕に力を入れずに捻じった状態で、どれだけ変化があるかを調べてみました。
写真③は、手を腰に当てて捻じってもらいましたが、胸椎の捻れを診るのは、これが一番いい方法だと思います。
しかし、これは「見てもらう」という点においては、ちょっとわかり難いと思います。
写真④は、頭の後ろで指を組んでいますので、しっかり胸椎が固定されてしまいますので、潜伏した歪みが矯正されたかどうかを診るのに適していると思います。
これらの写真②③④は、いずれもこれまでやってきた方法で、このブログでもちょくちょく書いてきたものです。
その中で、「治療効果の持続性を調べる」ための方法は、どれがいいのかをこれからスタッフに協力してもらいながらテストをしていこうかと考えています。


写真① 僧帽筋 写真② 両手を前で合わせて捻じる


写真③ 腰に手を当てて捻じる 写真④ 頭の後ろで指を組んで
今度の臨床実践塾のテキストは「レジメ」だけになります。
回旋鍼は、どちらかと言うと、「氣の流れ」(エネルギーの流れ)を調整するようなものですのでので、足関三穴のようなアクションは少ないのですが、ジワーッと効いているのがわかります。
頭からゆっくり首、肩、上肢、体幹、下肢と伝わって行ってるように感じるのです。
頭や頭に近い部位では即効性があるのですが、頭から離れるほどに、「時間差攻撃」のように効果が出てくるからです。
この「時間差攻撃的な方法」は、治療師にとって有利なテクニックになります。
その効果の出方は鍼灸治療の特徴でもあると思いますが……。
ゴルフを教えている先生が来られるのですが、
昨日は、その先生が紹介した方の付き添いで来られました。
そして、帰りの玄関で、
「回旋鍼の効果が長持ちする方法を考えてくださいよ」と言っていました。
こちらの先生に回旋鍼をした覚えはなかったので、一瞬「ん?」と思ったのですが、もしかしたら回旋鍼をしたかも知れないと思い直し、
「今のままでも1日ぐらいは持つと思いますけどねぇ。でも、もっと長持ちするように考えておきます」と返事をしておきました。
それで、回旋鍼で捻れが矯正できることは、これまでの臨床でわかっていますので、今回は、
「回旋鍼の効果を分かり易く見せるためには、どのような検出方法を使えばいいのか」を課題にして、患者さんにも協力してもらいながら行いました。
当院の患者さんは協力的な方が多いので助かります。m(__)m
頭だけを左右に捻じってもいいのですが、胸椎の捻れも調べないと、ゴルフやテニス、バドミントンなど、上半身を捻るスポーツに役立ちません。
ですから、胸椎を捻る評価法を検討してみたのです。
胸椎の場合は、腕を挙げると、写真①の「僧帽筋」に力が入り、胸椎が緊張して、胸椎が少し固定された状態になります。
ですから、状態を捻ると写真②のように捻じりにくくなりますので、その状態と、腕に力を入れずに捻じった状態で、どれだけ変化があるかを調べてみました。
写真③は、手を腰に当てて捻じってもらいましたが、胸椎の捻れを診るのは、これが一番いい方法だと思います。
しかし、これは「見てもらう」という点においては、ちょっとわかり難いと思います。
写真④は、頭の後ろで指を組んでいますので、しっかり胸椎が固定されてしまいますので、潜伏した歪みが矯正されたかどうかを診るのに適していると思います。
これらの写真②③④は、いずれもこれまでやってきた方法で、このブログでもちょくちょく書いてきたものです。
その中で、「治療効果の持続性を調べる」ための方法は、どれがいいのかをこれからスタッフに協力してもらいながらテストをしていこうかと考えています。
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