回旋鍼と足関三穴鍼 (8/25の臨床実践塾の準備)
この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。

こうして腕を後ろに回すと肩が痛いんです
きょうはおもしろいことがあった。
おもしろいと言うと怒られるかも知れませんが、回旋鍼と足関三穴鍼のコラボみたいなもので、最初に回旋鍼をして、それから足関三穴鍼をしたのです。
その方は、
「両肩の関節が痛くて、手を後ろに回せないんです」と言うので、動きを確認した後、回旋鍼をして、
「はい。肩の痛みを確認してくれませんか」と言うと、肩を回して、
「ゴリゴリいうのはなくなりましたが、まだ痛いです」と言う。
「肝」が絡んでいたので、よっぽど肝査穴を使おうかとも思ったのですが、足関三穴でも取れるという自信があったものですから、足関三穴を先に試すことにした。
そして、ベッドに座ったまま足関三穴に刺鍼して、
「もう一度肩を動かしてみてくれませんか」と言うと、肩を回して、
「あははは」と笑うので、何があったのかと思ったら、
「痛みがなくなりました」と言うので、安心しました。
患者さんが急に笑い出すと、「ドキッ」とするのは、私だけではないと思います。
正直言って「キイ狂ったのか」と思ってしまいます。
おっと、失礼しました。
回旋鍼と足関三穴鍼をしたのは、どちらの方が効果的かを知りたかったからです。
理由は、回旋鍼は、どちらかというと「エネルギー調整」になり、足関三穴鍼は、「筋骨調整」の鍼になるからで、双方使うのがいいことはわかっていましたが、今までは「足関三穴」を先に使っていましたので、きょうは「回旋鍼」を先に使ってみたのです。
それで感じたことは、回旋鍼でエネルギーを調整すると、足関三穴の治療効果が高くなると思いました。
こういうのは、どのようにも理論付けられるのですが、「人間は気で構成されている」という中医学的な考え方を取り入れますと、最初に「氣あり」、ですので、回旋鍼を先にするのが正しいかも知れません。
ですから、回旋鍼の後に、「ゴリゴリいうのがなくなった」と言っていたのは、気の流れがスムーズになったからだと思います。
しかし、筋肉や筋膜や関節の捻れ、捩れは、エネルギーの調整だけでは難しい点があります。
なので、足関三穴を使って、筋骨や筋膜の捻れや捩れを取ったのです。
この二つの治療法を同時に使うことで、効率のいい治療ができると考えているので、今後も協力してくれる患者さんがいたら、臨床を重ねていきたいと思います。
もちろん、 今度の臨床実践塾 でも、対象になる参加者がいましたら、検証させてもらいます。

こうして腕を後ろに回すと肩が痛いんです
きょうはおもしろいことがあった。
おもしろいと言うと怒られるかも知れませんが、回旋鍼と足関三穴鍼のコラボみたいなもので、最初に回旋鍼をして、それから足関三穴鍼をしたのです。
その方は、
「両肩の関節が痛くて、手を後ろに回せないんです」と言うので、動きを確認した後、回旋鍼をして、
「はい。肩の痛みを確認してくれませんか」と言うと、肩を回して、
「ゴリゴリいうのはなくなりましたが、まだ痛いです」と言う。
「肝」が絡んでいたので、よっぽど肝査穴を使おうかとも思ったのですが、足関三穴でも取れるという自信があったものですから、足関三穴を先に試すことにした。
そして、ベッドに座ったまま足関三穴に刺鍼して、
「もう一度肩を動かしてみてくれませんか」と言うと、肩を回して、
「あははは」と笑うので、何があったのかと思ったら、
「痛みがなくなりました」と言うので、安心しました。
患者さんが急に笑い出すと、「ドキッ」とするのは、私だけではないと思います。
正直言って「キイ狂ったのか」と思ってしまいます。
おっと、失礼しました。
回旋鍼と足関三穴鍼をしたのは、どちらの方が効果的かを知りたかったからです。
理由は、回旋鍼は、どちらかというと「エネルギー調整」になり、足関三穴鍼は、「筋骨調整」の鍼になるからで、双方使うのがいいことはわかっていましたが、今までは「足関三穴」を先に使っていましたので、きょうは「回旋鍼」を先に使ってみたのです。
それで感じたことは、回旋鍼でエネルギーを調整すると、足関三穴の治療効果が高くなると思いました。
こういうのは、どのようにも理論付けられるのですが、「人間は気で構成されている」という中医学的な考え方を取り入れますと、最初に「氣あり」、ですので、回旋鍼を先にするのが正しいかも知れません。
ですから、回旋鍼の後に、「ゴリゴリいうのがなくなった」と言っていたのは、気の流れがスムーズになったからだと思います。
しかし、筋肉や筋膜や関節の捻れ、捩れは、エネルギーの調整だけでは難しい点があります。
なので、足関三穴を使って、筋骨や筋膜の捻れや捩れを取ったのです。
この二つの治療法を同時に使うことで、効率のいい治療ができると考えているので、今後も協力してくれる患者さんがいたら、臨床を重ねていきたいと思います。
もちろん、 今度の臨床実践塾 でも、対象になる参加者がいましたら、検証させてもらいます。
- 関連記事