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2019/08/04

歩くと足の内側が痛い! 足関三穴を使えば楽に治せます

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。




写真① 円で囲んだ辺りが痛いがどこかわからない 




写真② 赤線で引いた所の角度を左右で比べてみます 



足関三穴のモデルになるような患者さんが来られました。
おっと、そんな事を言うとヒンシュクを買ってしまいそうですが、足関三穴の臨床を始めてから、この方のような患者さんが来たことがなかったので、つい嬉しくて!

その患者さんは、写真①に示したように、
「歩くと足の内側が痛い!」と言います。(赤丸で囲んだ部位)
そして写真②を見るとわかると思いますが、右側の足関節が少し内旋しているのがわかります。

これは解剖学で調べて考えると、簡単にわかるはずです。
ですから、手技療法ですと、足関節の内側の筋肉を緩める手法を使うと思います。
ただ、それだけだとすぐに再発してしまいます。
理由は、そこが原因ではないからです。

そこで、足関三穴の登場です。
足関三穴は、患部付近の筋肉の過緊張を取ると同時に、関連する筋肉や腱まで整えてしまいます。
そこだけ治すなら、足関三穴だけでいいのですが、他の症状もありましたので、他の症状も同時に経絡治療で整えました。

そして、ベッドから降りて立ってもらい、

「どう?」と聞くと、足踏みをして、

「まだ、少し違和感がある気がします」と言っていたのですが、

「多分これで大丈夫です。違和感は名残だと思うので……」と治療を終了しました。

「えっ? これで終わるのですか?」と思った人もいると思いますので、少し説明させて頂きます。

この場合、軽く手技療法を加えれば、
「はい。完全に治りました」と言う返事がもらえることはわかっていたのですが、これまでの経験で、10~20歩ぐらい歩けば治ると確信していたのです。
そして、待合室に来るまでには完全に治っているようでした。

この症状は筋肉の過緊張で起こっています。
その筋肉を過緊張にした原因は他にあるので、その原因となる臓腑を整えておけば、治ることがわかっていたのです。

今度の臨床実践塾では、その原理を解説します。
たとえば、七星鍼法には「七星一穴鍼法」というのがあり、その一穴鍼法が含まれているのです。
一穴鍼法とは、「一穴で症状や病気を治める方法」で、七星一穴鍼法には独特のやり方があり、足関三穴にはそれが含まれているのです。

「足関三穴」は、秘伝中の秘伝ですので、臨床実践塾で教えています。
なので、残念ながらここでの公開はできません。
ご了承ください。
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