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2019/08/01

耳鳴りの治療例:ちょっと変わった原因の耳鳴りでした

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耳鳴りでよく使われるツボ 



耳鳴りも「うっとうしい」疾患の一つで、原因によって治り難い病です。
それは、逆に言うと病院でも「治すのが難しい」とも言えます。
仮に治しやすいのなら、耳鳴りの患者さんは少ないはずです。

一般的に考えられている原因としては、聴覚神経、内耳のウイルス感染、中耳炎、内頚動脈、或いは脳血管障害などのようで、東洋医学の経絡では、三焦経、胆経な度を考えています。
この方は、ちょっとめまいもあったようですので、一般的な耳鳴りのようですが、ちょっと変わった原因の患者さんでした。

「3週間ほど前から耳鳴りが出て、病院へも行ったが治らない」という方のお話です。
病院では、3種類の薬とビタミンB12を処方されていました。
(B12は神経系を栄養すると考えられています)

基本的な診断をしてから、
「心・心包経がおかしいようですよ。それが原因で頚椎に異常が出て、そこから耳に影響が出ているようですよ」と言うと、キョトンとした顔をしていました。

そこで、心・心包経が原因であることを知ってもらうために、六臓診で、心・心包経の反応点の出るところを軽く押さえました。
(鼻の先を押すぐらいの軽い力で押したのですが……)
「痛っ!」と小さな声を出していました。

とりあえず、安心してもらうために、仰臥になってもらい頚椎を調整した後、

「どうですか、耳鳴りは」と聞くと、

「ちょっといいみたいです」と言うので、そのまま経絡治療に入りました。

経絡が整うと症状が軽くなるだろうと思われたからです。
そして、経絡を整えた後に、念のためにもう一度頚椎を調整しました。
それから再び起き上がってもらい、耳鳴りの確認をしてもらいましたら、驚いたような顔をして、

「あら? えっ? ないみたいです」と言う。

傍で付き添っていた娘さんも、安心したのか、いじっていたスマホを手放して、笑顔でお母さんを見ていました。
治療が済んでから、待合室で当院のスタッフが、
「次回の予約はどうされますか」
と聞いていたような気がしましたが、予約はせずに帰られたようでした。

私としては、「再発する可能性が高い」と考えていたので、ほんとは次回の予約も入れてほしかったのですが、当院は「無理に予約は入れさせない」という方針ですので、そのまま帰って頂いたようでした。

さて、どんな治療をしたかと言いますと、上の写真のように一般的に使うツボは使いませんでした。使ったツボやテクニックは、

① 足関三穴

② 全体の経絡調整

③ 頚椎の調整

⑤ 2~3分の頭蓋調整

そんなところです。
この治療でメインになったのは、頸椎の調整です。
それが、ちょっと変わった原因ということです。
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