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2019/06/01

皮膚炎の治し方:アレルギーと酒粕 (酒粕を止めたら痒みが治まった)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。



かぶれた跡形 


写真の方は、何年も皮膚炎で悩まされていた方です。
写真を見るとわかるのですが、かぶれた跡形が残っています。
そこできょうは、「酒粕」の話です。

酒粕に関して、ネットには多くの効能が紹介されていますが、果たしてそれを信じていいのだろうか。
当院に来られた方ですが、
「酒粕を止めたら痒みが治まりました」と言う方がいました。
それが上の写真で、かぶれた形跡を赤丸で囲んであります。

お酒を造る際に「もろみ」を圧搾して出てくる汁はお酒となります。
そして、汁を絞って残った固形物が「酒粕」になるわけです。
つまり、お酒と酒粕は「液体」と「固体」の違いで、酒粕にもアルコールとしての作用が十分あるのです

当院の患者さんですが、「粕汁」を飲んで、顔が真っ赤になり、検問で引っ掛かった方がいました。
また、もう一人は、
「何かフラフラするんです」という若い女性がいて、「どこがおかしいのだろう」と考えながら話を聞いていたら、

「先生。酒粕も悪いのですか?」と聞いてきました。

「酒粕はお酒と一緒ですからねー」と言うと。

「ぷっはははは」と笑い出すのです。

「どうしたんですか?」と聞くと、

「酒粕を毎日食べているんです。あれが好きなんです」と言う。


酒粕の効能をネットで絵検索すると、以下のようなことがかかれています。
(あるサイトから抜粋したものです)

①肥満の抑制 ②コレステロールの低下 ③ 代謝のアップ ④便秘の解消 ⑤善玉菌を増やし、腸内環境を整える ⑥抗うつ効果 ⑦美容効果 ⑧大腸がんや胃がんの予防、抑制効果 ⑨アレルギー体質の改善 ⑩健忘症の予防 ⑪骨粗しょう症の予防

これらを読むと、女性なら食べてみたくなりそうですよね。(^_^;)

しかし、ここに書かれた効能は、これまでの経験からすると多分、少人数に効果があったことを集めたのではないかと考えてしまいます。
たとえば、「肥満の抑制」とありますが、お酒は(酒粕)は、代謝が良くなりますので、食欲が湧いてきます。(粕汁など)

また、「コレステロール値の低下」とありますが、お酒(酒粕)は、(量によってですが)肝臓の負担になりますので、肝臓の代謝が落ちて、コレステロール値が高くなる可能性もあります。

次に、「アレルギー体質の改善」というのがありますが、ここは問題だと思います。
上に書いたように、皮膚炎のある人が「酒粕を止めたら皮膚炎が治まった」という事があるからです。
逆に言うと、酒粕を食べていたために、皮膚炎が出たとも考えられるわけです。

アトピー性皮膚炎などのアレルギーや、尋常性乾癬症がある患者さんが、アルコールを飲んで悪化したのを何度も診あtことがあります。
つまり、「アレルギー性疾患に酒粕は良くない」と考えるわけです。
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