めまいがして、手首と足首が痛い。コラボ鍼で治す (7/23臨床実践塾)

このように曲げると足関節が痛い

手関節もこのように曲げると痛い
「めまいがして、両方の手首と左の足首が痛い」と訴えて来た方がいました。
スタッフが問診してくれたカルテを見て、即「心包だ」と判断したので、
「めまいも、手首も足首も心筋が原因のようですよ」と話した。
すると、
「えっ? 心臓ですか」と言う。
「はい。心臓と言うより、心臓は筋肉でできていますから心臓の筋肉、つまり心筋なんですが、この暑さで、心臓の症状を訴えて来る人は多いですね」と話ながら、手首足首の痛みの出方を確認しました。
それが上の写真で、酷い痛みではなかったのですが、力を入れると痛むわけですから、不都合は不都合だと思います。
ただ、この方は忍耐強い!
そこで、
「最近面白い鍼の仕方を考えたので、ちょっとやってみましょう。皮に引っ掛けるぐらいの鍼ですので、全くと言っていいほど痛くないですよ」と言いながら、心包経にコラボ鍼をしました。

こんな感じで刺すのですが、鍼の向きは人によって違います
それから、痛くない足首を曲げること3回。
「はい。治りましたよ」と言うと、
「そんなアホな!」という顔をしていましたが、先ほどのように曲げても痛くないので、
「あれっ? ほんとですね。痛くないですねぇ」と笑っていました。
「でしょう。おもしろいでしょう」と言うと、頷きながら、もう一度
「痛くない!」と言っていました。
手首も同じようにやったのですが、手首の痛みも消えました。
さて何故でしょう。
7/12のブログにも書きましたが、 「人体惑星試論奥義書」 には、「関節への七星配置」というのがあり、各関節を七星に分けてあるのです。(七星論独自のもの)
つまり、どこの関節が痛いかで、大まかな臓腑との関係がわかるわけです。
下の図がその解説用ですが、手関節も足関節も「地=心包・三焦」となっていますので、この方が訴えて来たのを聞いただけで、「心包」と判断したわけです。

関節への七星配置
ですから、心包経を使ってコラボ鍼をしたわけです。
一応痛みが治ったので、それだけでも良かったのですが、念には念を押して膻中に千年灸をしてもらった。
そして、こういう場合は胸椎にも歪みが出ていますので、軽く胸椎も矯正しておきました。
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