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2019/04/25

乗り物酔いや胃の不快感 : 七星論でのツボは便利です

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内関の取り方 



七星論での経穴配置は、マトリックスになっているので、非常に便利です。
たとえば、乗り物酔い、悪心、食べ過ぎ、食欲不振、疲れて眠れない、胸痛などに効果のある「内関」というツボは、七星論での「木=肝・胆」の高さになりますので、内関に鍼をすると、肝・胆への効果もあるのです。

内関というツボは、心包経のツボになるのですが、木の高さになるので、「肝・胆」の治療にもなるわけです。
これは、内関に刺鍼して、肝経や胆経の筋力テストをすればわかります。
同様に、下腿胃経の「上巨虚」というツボは、胃経でありながら、七星論での「金=肺・大腸」のツボにもなりますので、「胃と大腸」の治療点として使えるわけです。

経絡学説では、縦に流れるのを経脈と云い、横に流れるのを絡脈と云いますが、七星論では、縦に流れる経脈はそのまま「当該臓腑の経絡」として考え、縦の経脈に対して、横に輪切りにした状態を七星で分けて考えると、マトリックスになります。
つまり、縦に流れる経脈と横に仕切られた断面を「七星配置」と考えると、網の目のような構造ができ、それが経絡になると考えるわけです。

そうすることで、縦の経脈である12経(肺経・大腸経、脾経・胃経、心経・小腸経、腎経・膀胱経・・・・・)と、断面になる七星の交差するところを治療点として使うことができるわけです。
そして、「心包経(地)」と「地」が交差するところを「査穴」と呼んで、「特効穴」のような使い方をするわけです。

このように説明すると、上図の「内関穴」は、心包経の「木」に当るというのがわかるはずで、その位置から手首寄りに「心包経の土」があり、腕の中央辺りには、「心包経の地」即ち「心包査穴」があるわけです。
この査穴というのは、「原穴」のようにも使えるし、「郄穴」のようにも使うことができ、非常に便利なツボになります。
ですから、七星論を学んだ人は、手際のいい治療が出来るのです。

試しに、乗り物酔いなどをした時に、「心包査穴」辺りを指で解してみて下さい。
治りの早さにビックリするはずです。
ただ、査穴に長時間の刺激を与えると「過剰刺激」になる可能性があり、他の経絡とのバランスが崩れますので、せいぜい20~30分程度の刺激がいいと思われます。
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