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2019/04/24

ツボ療法の分解:膝痛のツボ療法

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京骨にお灸をしているところ 




通里穴 



膝痛は、腸骨を整えるだけで治まる場合が多いのですが、中には治まらない場合もあります。
そんな時は、腰椎、仙腸関節、股関節等も調整しています。
そして、膝関節に関係する筋肉も整えます。

膝に関する筋肉の説明をすると、図説が多くなり、手間が要りますので、それは後日に書いていくことにして、今回は、ツボ療法での解説をしてみたいと思います。

膝痛の「ツボ療法」は、多くが膝の周囲のツボを使って解説されると思いますが、その手法は、どちらかと言うと中国鍼的な手法です。
理由は、鍼灸療法が中国から日本に伝わり、それを手本に書かれた本が多いと思われるからです。

ですから、「肩が凝る」と言えば、肩の頂点にある「肩井」なんてツボが使われるわけで、膝痛もその例外ではないわけです。
その治療法は、「筋肉が凝っているところに鍼をする」という方法なので、凝りに鍼を刺せば、血液循環が良くなって、その場は楽になりますが、再発しやすい治療法になります。

つまり、「対症療法」という方法です。
それに対して、「原因療法」とか「根本療法」と言われるのは、「病の原因を突き止めて治療する」という方法で、再発しにくい治療法になります。

鍼灸療法では、どちらも併用される場合も多いと思いますが、私は対症療法は使わないようにしています。
理由は、症状の出ているところの血液循環を良くして症状が軽くなると、根本的な原因が探しにくくなるからです。

では、どのような治療をしているかと言いますと、七星論での「対応経絡」というのを使います。
対応経絡とは何かと言いますと、七星論での経絡の並びで、対応している経絡を結んで使う方法です。


対応経絡の図 


この図を見ると、太陽と黄泉、水と火、金と木、地と土と対応していることがわかるはずです。

太陽=督脈
黄泉=任脈
水=腎経・膀胱経
金=肺経・大腸経
地=心包経・三焦経
火=心経・小腸経
木=肝経・胆経
土=脾経・胃経

その対応した経絡からツボを選んで治療点として使うわけです。

たとえば膝痛なら、膝裏に筋腱の強張りがありますので、それを「膀胱経」と考えた場合、「水=腎・膀胱」対応「火=心・小腸」になりますので、水から一穴、火から一穴を選ぶわけです。

具体的には上に示した「京骨」と「通里」になりますが、膝痛のある側の京骨と、対側の通里を使います。
半米粒大(米粒半分ぐらいの大きさ)で、京骨に2壮、通里に1壮のお灸を使う場合が多いのですが、京骨だけの場合もありますし、鍼を使う場合もあります。

しかし最近では手技療法で治療する場合がほとんどです。
理由は、手技療法が「流行り」と考えるからです。(^_^;)
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