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2019/03/19

手術後の癒着を治す方法 (3/24の臨床実践塾)

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回復手術後の癒着にはお灸をします (^o^)



手術をした後に癒着が起こるのは、よくみる症状です。
この方も、腸の手術後に、腹部違和感や心臓からの症状が出たりしていました。
多分、腹膜に引き攣れが出ているのだろうと思い、写真のようにお灸をしました。
お灸をしたのは、これまで何人も筋腫や嚢腫の術後の患者さんを、お灸で治めた経験があったからです。

腹膜は、腸同士が癒着しないようにできているのですが、手術によって腹膜に傷が入ると、腸管や脂肪組織に癒着が起こるといわれます。
つまり、腸は動くこと(蠕動運動)で、正常に働くわけですが、腸が癒着を起すと、腸の動きが制限されて、いろいろな症状がでてくるわけです。

中でも困るのが「癒着性腸閉塞」というもので、腸が閉塞して便が出なくなる症状です。
閉塞しているわけですから、腸の内容物が動かなくなるわけですね。
私は診たことがありませんが、ひどい人は口から便の臭いがする場合もあるようです。

そんな場合、病院では絶食をさせたり、チューブで中身を取り出したりするようですが、最悪の場合は、再手術を行うようです。
再手術の割合は入院した方の1割ぐらいだそうです。

さて、上の写真の方は、
「腹部違和感や心臓からの症状が出たりしていた」と書きましたが、何故心臓からの症状が出たりするのでしょうか。

それは、東洋医学では、「小腸と心臓は表裏」になっていて、小腸に異変が起こると、心臓にも異変が出やすくなるのです。
そして、小腸の下にあるのが大腸ですので、大腸で不具合が起こると、小腸にも影響が出てくるからです。
たとえば、ドブを掃除するのに、上の方だけ掃除しても上手く流れませんので、先に下のほうを掃除するのと一緒です。

で、お灸で癒着の治療をすると、腹部の違和感はもちろん、腰痛や膝痛まで治るのです。
それは、ちょっと勉強した方ならわかると思いますが、腹部の異変は腰椎や仙腸関節、股関節などにも歪みを作ってしまうからで、その歪みが腰椎や膝関節や足関節まで歪めてしまうのです。
つまり、腹部の異変を解決することで、それらの歪みも治ってしまうというわけです。

だから私は「臓腑から整えたほうがいい」と言うのです。

上の写真の患者さんは、不眠症のようになってしまい、
「眠れない。眠れないんです」と言っていましたが、このお灸をしてから、よく眠れるようになったようです。
治療するのには、多少時間がかかりますが、家族に頼んでお灸をしてもらうなどして、違和感のある間は治療を続けたほうがいいと思います。
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