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2019/03/10

刺鍼と抜針の訓練は凛々しい顔への道

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タオルで刺鍼と抜針の訓練のあと、人の体で刺鍼抜針の訓練をさせます (^o^)



このスタッフのように、訓練をしなくても大丈夫なスタッフもいますが、一応の訓練はしてもらうようにしています。
最初はタオルで、次に私の体に鍼を刺したり抜いたりさせるのです。
私の体に鍼を刺させるのは、緊張してもらうためです。(^ワ^)

緊張して真剣に訓練してもらうためです。
真剣にならないと身に着かないからです。
それから自分の身体に鍼を刺してもらいます。

相することで、さらに真剣になります。
「真剣にしてください」と口で言うのは簡単です。
しかし、耳で聞いただけでは真剣になれません。

厳しいですか?

いいえ、厳しいことではなく当然なことだと思います。
鍼灸学校でも実技の授業がありますので、学校を卒業した人なら、だれでも鍼を刺すことはできます。ですから、
「そんなことまでしなくても」と考える人もいるかも知れませんが、鍼灸学校では、
「鍼灸師の資格を取るための実技」を教えているのです。
ですから、一応の刺鍼法ができればそれでいいのです

しかし、患者さんのことを考えてください。
知らない人に鍼を刺してもらうのですから、患者さんは真剣なんです。
しかも、体のどこかが不調で来院されるのですから、不調を整える技術を頼って来ているのです。

そんな患者さんに未熟な鍼をすることはできません。
訓練に訓練を重ねて、

① 狙うツボに鍼が刺せる

② 自由に鍼の角度が操作できる

③ 極力痛みなく刺すことができる

④ 刺鍼しながら患者さんの変化を観ることができる

というようなことが最低限出来るようになってほしいと考えているわけです。
つまり、
鍼を刺すのが目的ではなく、
鍼を刺して病態を好転させるのが目的なのです。
その目的のための最初の訓練なのです。


上の写真はタオルに鍼を刺す訓練をしていますので、「つまらない写真」かも知れません。
しかし、「今度は抜いてみて」と言うと、最初は1本抜いてからシャーレに置いて、またも1本抜いてからシャーレに置いて、というもどかしいやり方をします。

その時に、
「こういう風にしてみて」と、4~5本連続で抜いて見せて、
「はい、やってみて」と言うと、経験がない人はできません。
「スピーディーに」ということではありません。
「リズミカルに」という意味です。

私は、
「プロとは時間の計算ができる人」と考えています。
「1本抜いてシャーレに置く」というレベルでは時間の計算などできません。

そのもどかしさは、患者さんに伝わります。
それが患者さんとの信頼関係に繋がります。
そういう基本的なことができて、初めて「鍼灸治療」ということができるようなると考えています。

そのように基本的なことをさせることで、凛々しい顔に変わってきます。
基本的なことができない人は、凛々しくないのです。
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