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2019/02/26

起立性調節障害について(Part2)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも掲載しております。

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Part1 で、心包虚の話を少ししましたが、専門用語が多少入っているので、わかり難いところもあったと思います。
そもそも、「心包とは何だ?」ということがわからなければ、全くわからないに等しいので、心包について説明してから、心包虚について説明してみたいと思います。

心包:
抽象臓器で、実際には存在しない臓器とされていて、心「心臓と考えてください」を守る(護衛する)ためのものと説明されます。
しかし、それではわかり難いので、七星論では「心筋」として解説するようにしています。
その他の流派には、「心膜」という考え方もありますが、解剖学的にも、機能的にも、「心筋」としたほうが便利がいいし、分かり易いです。

心包虚:
  Wikipedia  には、「漢方医学で言う脈管系全般の機能低下により起こる症状を言う」となっております。
これを七星論で説明すると、
「心筋の疲労(機能低下)で、血液を送り出す力が弱い状態」という考え方をします。

そして、心包虚の状態から回復させるためには、五行論では、心包にエネルギーを送っている母役が肝という考えをして、「虚すればその母(肝)を補す」となっています。
これを五行論では、「五行の相生・相剋関係」と言います。
つまり、五行でのエネルギーの流れは(木→火→土→金→水→木)と流れると考えていて、「虚すればその母を補い」というのは、火が虚したら木を補い、土が虚したら火を補うという方法を使うというわけです。
※ 補うとは、エネルギーを高める方法と考えてください

七星論では、心包は「心筋」という考え方をしていますので、心筋が弱るということは、筋肉を支えている肝にも問題があると考えます。
それは、東洋医学の「肝は筋膜を主る」という言葉で、肝が筋肉や膜を支えているという考えがあるからです。
栄養学的に言いますと、栄養素は肝臓に蓄えられますが、肝臓がいっぱいになると、栄養素は筋肉に貯めていきます。
しかし、肝臓が弱ると、栄養素を貯めることができなくなるので、エネルギーを出すことができなくなり、筋力も落ちてきます。
心包も心筋という筋肉でできていますので、心包の働きも落ちてくるわけです。

それで、心包虚になると、どのような症状が出てくるかと言うと、心筋の働きが弱って活発に血液を拍出できないと考えたらいいと思います。
具体的な症状としては、

・ ガックリとした疲れが出る
・ 頭がボーっとして考え事ができない
・ 動悸、息切れ
・ のぼせやほてり
・ 血圧異常
・ 狭心症
・ 不眠
・ 不安感
・ 手足の冷え
・ 胃腸症状

等々があげられます。
「起立性調節障害」の症状に似ていますよね。

つまり、起立性調節障害というのは、東洋医学で考えると、心包と肝の問題としてとらえることができるわけです。
ですから、治療もそのように「心包と肝」の調整をするように行うわけです。

先日来られた娘さんの治療もそのようにしたのですが、その結果は良かったようで、わざわざメールでお礼を言って来ました。
以下が送って来られたメールの一部です。

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色々と治療して下さったお陰で、久しぶりにすっきりとした顔で登校してくれ、本当に助かりました。
その日の夜もまた、呼吸がしんどくなり、〇〇ちゃんが希望するので、背中に千年灸をしました。
お陰様で翌日は、6時に起き、予定通りスキーにも行けました。すぐにしんどくなると予想していましたが、9時から16時半まで滑っても、まだ滑り足りなさそうな顔で、これは意外でした。

昨夜は、呼吸がしんどいからと本人の希望でお腹の周りにも千年灸一回だけしてみました。
生姜シップは匂いを極端に嫌がり、断念しました。代わりに長男にしてあげたら、翌日快便だったようです。(笑)

今朝月曜日は、休み明けでしたが、何とか9時過ぎでしたが、登校できました。
体調は先週よりかは少しマシなように思えます。
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