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2019/02/22

七星特殊鍼法研究会

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。



当院ではやっておりませんが蜂に刺させる特殊鍼法もあります 



鍼灸治療を、「伝統的な治療」と「特殊鍼法」に分けて考えますと、

① 治療理論

② 鍼の種類

③ 刺鍼法

④ 刺鍼部位

という違いがあることがわかります。
まず、治療理論ですが、「伝統的な治療」では五行論に基づいた診断と治療で、病の根源となっている経絡の変動を、適切な経穴で治療していきます。
それは、「全体療法」とか「根本療法」とも言われています。」

この伝統的な治療では、「五行論」が根底にあり、病態の「虚実」を判断し、五行に合わせて、「相性」とか「相克」を判断して、鍼をしていきます。
その時に使う基本原則が「虚には補法」を「実には寫法」を使います。
※ ほとんどが補法を使います

それで「経絡が整えばよし!」とする場合が多いのですが、実は経絡が整っても症状が消えてない場合があるのです。
それでも、「よし! 脈が整ったからきょうはここまででいいですよ」と治療を終わってしまう。
つまり、言い方を変えると、術者が納得すれば、症状の変化は後回しにされているように見えます。

このような現実を目にした鍼灸師は多分、心の中に不満を抱くはずです。

私もそうでした。
患者さんは、「まだ治っていません」と言ってるのに、
「脈が整ったから終わり」なんて言われたら、何しに来たかわからないからです。
「脈がどうのと言うより、症状を治めてほしいから来た」のですから、まったくのピント外れになってしまいます。

しかし、「脈を整える」というのは、非常に大切なことで、「脈が整う=臓腑が正常になる」という考え方からすると、症状は消えなくても、「脈が整えば、⇒ 症状が消える」と考えているからです。
実際に、脈を整えるのと整えないのとでは、治り方が違います。
脈を整えておくと、再発が少ないのです。

それでは、どうすればいいのか、ということになりますが、私は、
① 脈を整え、
② 症状も消す
のがいいのではないかと考えています。(当たり前のことですが……)

そこで登場するのが「特殊鍼法」です。
特殊鍼法は、伝統的な治療法で治まらない疾病を治療するのに考え出されたと思いますが、面白いのは特殊鍼法のほうがおもしろいです。
何が面白いかと言うと、患者さんが訴える症状をその場で治めることができるからです。
特殊鍼法の全てがそうだとは言いませんが、多くの特殊鍼法がそのように組み立てられています。

鍼の作用として、Wikipediaには以下のように書かれています。
①  調整作用(整腸作用) - 組織、器官に一定の刺激を与え、その機能を回復させる。
鎮静作用 - 疼痛や痙攣のような異常に機能が亢進している疾患に対して行う。刺激した場所の組織を活性化する。鍼の補法(足りない気を補う)で用いる。
② 興奮作用 - 知覚鈍麻、消失あるいは運動麻痺のような神経機能減弱、内臓諸器官の機能減退に対して興奮させる。刺激した場所の組織を低下させる。鍼の瀉法(余分な気を抜く)で用いる
• 誘導作用 - 血管に影響を及ぼして充血を起こして患部の血流を調節する。
• 患部誘導法(患部誘導作用) - 患部に鍼を打つことで打った部位の血管を拡張させ患部に血液を集める
• 健部誘導法(健部誘導作用) - 健部に鍼を打つことで打った部位に炎症部などの集まった血液を健部に集める
③ 反射作用 - 痛みや温度で刺激して、反射の機転を利用して治療を行う
④ その他の作用
• 転調作用 - 自律神経失調症、アレルギー体質などの体質改善で用いる。
• 消炎作用 - 白血球を増加させて患部に遊走させたり、リンパ系を賦活させることで病的な滲出物の吸収を促進
• 免疫作用 - 白血球を増加させて、免疫機能を高める。
• 防衛作用 - 白血球を増加させたり、免疫系(網内系)を賦活させたりする。

この鍼の作用を読むと、「昨日回復作用」「鎮痛作用」「興奮作用」「誘導作用」「反射作用」「消炎作用」「免疫作用」「防衛作用」と、納得するところがたくさんあります。

特殊鍼法は、それらの作用を応用したものと考えることができますので、「狙った的」が中れば高い治療効果を出すことができ、瞬時に治療効果を出すことができるわけです。
たとえば、リウマチの治療に蜂鍼が使われるそうですが、蜂に刺させても腫れないそうで、リウマチの痛みが和らぎ、蜂に刺されたような害もないとなると、いいですよね。
「的に中った!」という感じですね。

さて、「七星特殊鍼法研究会」では何をするかと言いますと、「人体惑星試論」(七星論)をベースにした鍼法を紹介しながら研究していく予定です。
七星論は範囲が広いのですが、特殊鍼法も「鍼法」と言いながら、「手技療法」も取り入れてあります。

その理由は、鍼灸の方が効果的と思われる場合と、手技の方が効果的と思われる場合があるからです。
つまり、治療効率がいいと思われる治療法を研究していくわけです。
七星鍼法には、いろいろな特殊鍼法がありますので、それらを紹介しながら、特殊鍼法の治療効果や治療例を解説していきたいと思います。

募集は、現在製作中のホームページができてからになりますが、3月初旬までにはホームページを完成させるつもりです。
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