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2018/12/28

右手の親指(中手骨)を曲げると中手骨とCM関節が痛い

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。



写真① 曲げると緑色で塗った辺りが痛い




写真② グッと握っても痛くなくなりました



写真①のように、右手の親指を曲げると、中手骨辺りとCM関節が痛いと訴える方が来られました。
よくある症状ですので、
「とりあえず、そこの痛みだけ取ってみますので、写真を撮ってブログに載せさせてくれませんか」と聞いたら、二つ返事で承諾してくれました。

それで、上部胸椎を調整してから、
「はい。親指の痛みを確認してくれませんか」と言うと、指を曲げてから、

「あ、まだ少し痛みはありますけど、ぜんぜん違います」と言う。

上部胸椎の矯正でこれぐらいなら、頸椎を調整するとほぼ完全にとれるな、と考えながら仰臥になってもらって頸椎を矯正しました。
そして、再び起き上がってもらい、親指の痛みを確認してもらったら、写真②のように親指を中にして、グーを握って、

「あ、痛くないですね。大丈夫です」と言ってくれました。

ま、その方の主訴は治まったんだからそれでいいだろうと思うかも知れませんが、実は、そこからが大切な治療になるのです。
鍼灸は、再発させないようにするために、臓腑治療を中心に行うのが基本だからです。

さて、この方の臓腑はどこを狙えばいいのでしょうか。

親指には、肺経の経絡が流れています。
ですから、肺経を狙えばいいように考えるかも知れません。
しかし、七星論で診ると、CM関節は、七星論での「地=心包・三焦」に属し、MP関節は、「火=心・小腸」に属します。
そして、痛みが出ているのは、腱ですので、「筋・腱」は肝に属するのです。

ちょっと難しくなってきましたが、以下のように考えてみてください。

① 親指:肺経

② CM関節:心包・三焦経

③ MP関節:心・小腸経

④ 筋・腱:肝・胆経

そして、さらに七星論で考えますと、肺経と肝胆経は対応経絡です。
そして経絡は、金→地→火と流れています。
と言うことは、金を整えれば地が整い、地が整えば火も整うということが考えられます。
つまり、肺経を整えれば、心包・三焦経や心・小腸経も整うと考えられるわけです。

そこからさらに難しくなるかも知れませんが、肝経と肺経は対応経絡ですので、肝経を整えれば、肺経も、心包・三焦経も、心・小腸経も整うと考えることができます。
ですから、基本的に肝を整えれば、それらに準じた経絡が整い、臓腑も整うということになるわけです。

結論を言いますと、筋骨系で上部胸椎を整え、次に頸椎を整え、同時に肝も整えるということなのです。
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