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2018/12/11

仰臥での骨盤矯正 (12月23日の臨床実践塾)

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仰臥で骨盤矯正:矯正の途中



仰臥で骨盤矯正・矯正後



先日、患者さんに協力してもらって実験をしてみました。
仰臥になった患者さんは、右の股関節に障害のある方でしたので、
「ちょっと股関節の調整をしてみますね」と、手技療法での矯正をしたわけです。

すると、先ほどまで右の足先が外側に倒れていたのですが、真っすぐになりました。
この時点で、「おっとー!」と思い、慌てて写真を撮りました。
しかしこれでは、普通の矯正と同じになると考えたので、もう一度同じような矯正をしたのです。
痛くもなんともないのですが、強度(必要以上の)の矯正をしたわけけです。

すると、2番目の写真のように、今度は右足が左に倒れたのです。(^_^;)

(矯正し過ぎたので)ちょっと笑いました。
しかし、これは仰臥で行う手技療法での骨盤矯正として興味深いものです。
鍼を使う「骨格矯正鍼」だと、正常な角度までは矯正できても、「矯正し過ぎるまで」は矯正しにくいのです。

検査の方法も、目視でできるので、非常に分かりやすいです。
伏臥で行う手技での矯正もありますが、伏臥で行う矯正も目視、もしくはバインダー等をお尻の上に乗せて行うのですが、この写真のように分かりやすいことはありません。

何故、仰臥や伏臥で骨盤を矯正する必要があるかということは、先日も書きましたが、若い人なら、起きたり座ったりをさせても問題ないのですが、高齢者や体が不自由な方の場合は、それだけでも苦痛になるので、できるだけ患者さんに負担を掛けないようにしているわけです。

このテクニックは、解剖学とオステオパシーから考えたものですが、私としては結構おもしろいと感じています。
解剖学から考えたテクニックですので、メカニズムとしては単純です。
しかしこれには腰仙関節、仙腸関節、股関節、そして、それらを支える筋肉や腱が関係してきますので、考え着くまでは時間がかかりました。

で、それはどのような症状に役立つのかと言うと、このテクニックは腰痛、腰仙関節、仙腸関節通、腸骨前傾、股関節痛、膝関節痛、足関節痛などに対して、間接的にアプローチして治療に役立てる方法です。
もうすでに臨床で使っていますが、効果は体格によって差異はあるものの、上の写真のようにギョッとするほどの効果が出る場合もあります。
何にしても、患者さんの体位を替えずに行えるので、時間がかからず、パパッと解決できるのが大きな利点かと思います。
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