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2018/12/07

排尿時の違和感と尿の色 (12月23日の臨床実践塾)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。


崑崙というツボ



男性には少ないのですが、女性は「排尿時の違和感」を感じる方が時々います。

11月30日:
この方は排尿時に違和感があり、シャワーのときにお腹に力を入れたら、尿道から黒い糸みたいなのが出てきたそうです。
そして、尿の色が茶褐色だったそうで、尿道もヒリヒリとした感じがあったそうです。
おそらく、膀胱や尿管に潰瘍が起こったと思います。

この症状に対する治療として、右崑崙に透熱灸を3壮しました。
崑崙穴は、上の写真に示した部位で、外踝の後ろ側で、外果とアキレス腱の間です。
崑崙の効能でよく知られたのが、腰痛ではないかと思いますが、私は何年も腰痛で使ったことがありません。

そして、崑崙は「膀胱経」になるのですが、体内の気血を巡らす作用があると言われています。
つまり、気や血の通りを良くするというわけです。
ですから、鼻血や鼻詰まり、鼻水などにも効果があります。
同時に、膀胱経は足の後ろ側を流れていますので、足の疲れや浮腫みなどにも効果があります。

さてこの方への治療で、
「何故、右の崑崙だけにお灸をしたのか」というところが問題になるかも知れません。
答えを言いますと、「仙骨診」です。
仙骨診をして、右だけを調整したほうがいいと判断したので、右だけにお灸をしたわけです。

12月6日:
それで、どうなったかというと、一週間後に来られたときには、
「尿の色やヒリヒリする感じはなくなりました」と言っておりました。

この治療でのポイントは、片方だけお灸をしたことです。
両側にお灸をしたなら、おそらく症状を残すことになっていたと思います。
理由は、崑崙を使って、膀胱経の治療と同時に、左右のバランスを調整したからです。
つまり、骨格を整えることで、下腹部にかかる負荷を減らすことができるからです。

これは、考え方として面白いので、12月23日の臨床実践塾で解説します。
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