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2018/12/01

足首捻挫の治し方と七星論 

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。


心包査穴にピップエレキバンを貼りました 



小学生の女の子が右足首の捻挫でやってきました。
鍼灸院に「捻挫」で来院するのは珍しいと思うかも知れませんが、うちではよくあります。

足首の捻挫は、足関節の靭帯や関節包が損傷しているので、その部の調整も必要ですが、そこだけで治療を終わると、尾を引く場合があります。
ですから、足関節と対応する部位の治療もした方がいいのです。

上の写真は、心包査穴にピップエレキバンを貼ったところですが、何故そこにピップエレキバンを貼るかと言うと、これは七星論で説明できます。
説明できるというよりは、七星論での理論であり、臨床経験です。

たとえば、鍼灸での「足関節捻挫の治療」には、手首の「陽池穴」を使う方法があります。
(上の写真の「太淵」の真裏になります)
それは確か「沢田流」にあったと思いますが、その本には、「何故陽池で足関節の捻挫が治るのか」という理論は書かれてなかったと思います。

さらに、20年ほど前、上肢のことを「前足」と言い、「足は後足なので、対応する前足に鍼をすれば治る」という説明をする先生もいましたが、あまり適切な解説とは思えませんでした。
そして、七星論(人体惑星試論)を考え出してから、足首と手首の関係がはっきりしてきたのです。

人体の関節を七星論で分解すると、手首も足首も七星論でいうところの「地」になるからです。
つまり、七星論で述べるところの「七星配置」は、全てが対応しているので、手首の「地」、と足首の「地」も対応していることになります。
「なります」だけでは、軽率な回答になってしまうので、そこで実験をします。

陽池(上肢三焦経の地)に軽く鍼をして、足首を捉まえてブランブランと揺すってみます。
すると、刺鍼前と後では動きが違うことがわかるはずです。
陽池に刺鍼することで、足関節が緩むのです。
これは、文章だけで理解しようとせず、実験をすることが大切です。

さて、話を本題に戻します。
その足関節の捻挫でやって来た子どもさんは、先に足関節を手技で調整しましたが、まだ少し動きが良くなかったので、心包経を触ると、「心包査穴」辺りに凝りありました。
そこで、心包経を指で揉んで凝りを解し、ピップエレキバンを貼ることにしました。

スタッフにピップエレキバンを持って来てもらったのですが、せっかくなのでスタッフにも凝りの状態を確認してもらいました。

「ちょっと、ここを触ってみて。凝りのあるのがわかるとおもうわ」

「ここですか。あ、ほんとですね凝ってますね」

「うん。だから、そこにピップエレキバンを貼って、凝りを取るんです」

「はー、、、、、」

そして、治療が済んだので、

「これでいいと思います」と言うと、その子のお母さんが、心配そうな顔をして、

「これだけでいいんですか?」と聞いてきました。

「はい。これで十分だと思います」と言うと、今度は子どもさんに、

「〇〇ちゃん、もう痛くないの?」と聞くので、子どもさんが

「うん。ぜんぜん痛くない!」と答えてくれました。

あまりに短時間だったので、お母さんは心配したかも知れませんが、足首をグルグル回しても痛みは出ませんでしたので、問題ないはずです。
でも、お母さんは心配だったようで、来院時に着けていた装具のようなサポーターを着けて帰宅の路につきました。(^_^;)
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