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2018/10/29

きのうの臨床実践塾 第一部 ≪脈診ができなくても診断はできる≫

この「診断即治療」は、 FC2ブログ にも転載しています。



問診に従った腹部の触診



おもしろかったー!!  (/・ω・)/

「脈診はできなくても治療はできるんですよ」と言われたら、東洋医学を学び始めた人なら、誰でも興味を持つと思いますが、私も興味を持ちました。(^_^;)
と言うのは、脈診だけが診断じゃないし、脈診は鍼灸治療での補瀉で大切なものですが、脈診に頼りすぎると失敗することもあると考えているからです。
そして、「脈診は参考程度のほうがいい」と考える場合も多いのです。

何故かと言うと、たとえば筋骨系の疾患だと、脈診よりも筋骨系の評価法を使ったほうが、とりあえずの症状を治めることができるからです。
ケガや過重労働で起こった筋骨系の場合は別として、「自然発生的」に発病した筋骨系の疾患は、筋骨系の評価法だけでは完治させるのが難しいので、臓腑の診断が必要と考えているからです。

では、臓腑の診断はどのようにすればいいのか、ということになります。
それが、昨日講義された診断法になると考えるわけです。
「問診」で得られた情報を、臓腑の虚実に分けるのですが、それを表にして治療院の壁に貼り付けておけば、それを参考にしながら虚実を判断することができるわけです。

笑い話でもなければ自慢話でもないのですが、講義を聴きながら、
「ふ~ん。よくまとめてあるなー。偉いわ」と感心していたら、なんとなんと、それは拙著  『人体惑星試論奥義書』  からの抜粋だと説明してくれたのです。(^_^;)

と言っても、その本に書かれた内容をそのまま話すのではなく、臨床をするときの患者さんとの会話や、触診をするときの実技なども、実演を混ぜて解説してくれましたので、非常にわかりやすかったのです。

上の写真は、腹部を診察する場合の方法を解説しているところですが、文章を実技に変えて「見せてあげる」という解説の仕方も、私個人として勉強になりました。
「私個人として」と言うのは、今まで「診断の実技」をこんなにわかりやすく解説した記憶がないからです。
「なるほど、なるほどなるほど! ふむふむ」という感じで拝聴させていただきました。

しかし、上手かったなー。
今後の参考にしよう。(^_^;)


講師として登壇する人は、常に「どうすればわかりやすいか」ということを考えていると思いますが、きのうの講義は素晴らしかった。
いつも学校で、「半分素人の学生」を相手に講義しているだけあって、さすが考えていることが違う、と感心しました。

おそらく、この先生の講義を受けている学生さんは、成績がいいに違いない、とも考えました。

後で、この講師の先生から「褒め過ぎです! カツ!」と言われそうですので、ここらで止めておきますが、講師として登壇する機会のある方々は、是非とも、この先生の講義を一度聴いてほしいと思ったしだいです。
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