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2018/10/21

仙骨が歪んだ時の診断と治療 (10/28の臨床実践塾)

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このようにお尻が歪んでいる人が多いのですが……



上の写真を見ている方の中には、

「ああ、そんな人もいるんだねー」

なんて考えている人もいると思います。
でも、もしかしたら、自分がそうなっているかも知れないのです。
と言うのは、このようにお尻が歪んでいる方の写真を撮って見せると、みなビックリするからです。
まさか自分がそんなことになっているとは考えていないからです。
自覚症状がない場合が多いからです。

お尻がそのように歪むと、どのような症状が出てくるかと言いますと、

① 腰痛

② 鼠径部筒

③ 仙腸関節痛

④ 股関節外側痛

⑤ 太もも前や裏の引き攣り

⑥ 膝痛

⑦ 足関節痛

⑧ 足趾の関節痛

⑨ 大腿や下腿の筋肉痛

関連痛として

⑩ 首痛

⑪ 顎関節痛

⑫ 肩関節痛

⑬ 肘関節痛

⑭ 手関節通

⑮ 五臓の病変痛

書きあげると切りがないので、それぐらいにしておきますが、これらは当院で診た患者さんの症状を並べてみただけです。

多分、思い当たる人も多いのではないかと思います。
何回治療してもらっても、同じような症状が出てくる人は、特に感じるのではないでしょうか。

何故ですか?
再発を繰り返すと、他に原因があるのではないかと考えるからです。

前回の臨床実践塾でも解説したのですが、このような症状を改善させるには、あるポイントがあるのです。
そのポイントを、ちょっと小難しく説明してみます。

『素問』陰陽応象大論編に、【陰勝てば即ち陽病み、陽勝てば即ち陰病む】【陽勝てば即ち熱し、陰勝てば即ち寒す】というのがあります。
つまり、陽の氣が旺盛であれば熱性の病気が出てくるし、陰の氣が旺盛であれば陰邪(寒邪や湿毒)が盛んになり「寒症」になるというわけです。

写真のような歪みが出ていると、多くが腎に影響が出ていて、腎が寒邪に侵されやすくなり、肝・腎・腸・生殖器等にも異変が出やすいのです。
ですから、写真のような症状が出たときは、私は「腎」から整えるのがいいと考えているわけです。

しかし、腎の治療は難しいものです。
古典で云う「先天の氣」(親から受け継いだエネルギーと考えてください)というのが関係してくるからだと思うのですが、そんなことを言うと患者さんが可哀そうですので、我々は治療法を考え続けているのです。

現代医学にも漢方薬にも腎の治療法はあるのですが、我々は鍼灸の角度から治療法を考えているわけです。

それと同時に肝の治療も考えなければなりません。
理由は、肝臓に関係する症状が増えているからです。
「肝は筋膜を主る」と言いますが、現在は筋骨系の症状が増えているので、そのように考えてもおかしくないのです。
所謂、「肝臓病予備軍」が増えているような気がするのです。

肝臓がおかしくなるのは、毎日の食生活に関係があるのですが、治療師はそれも把握しておく必要があると考えているわけです。
私は7年ほど食事療法の講師をしていたし、栄養学も通信教育で5年ほど勉強しました。
しかし、食事療法はポイントを掴めばそんなに難しいことではありません。

それら食事療法も含めて  今度の臨床実践塾  で解説します。
今回は、上の写真のような症状の診断から、鍼灸治療、手技療法の実技、そして食事療法までをまとめて解説していきます。
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