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2018/10/15

思っていることが出てこない

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手のひらが赤い



「おもしろい」と言ったら怒られますが、おもしろい方が来られました。
主訴は、「思っていることが言えない」ということでした。
つまり、頭で考えたことをそのまま言葉にできないというわけです。
これがおもしろいというわけではなく、この後の実家の話が面白いのです。

症状としては、その他にも、

① 左膝の内側が数か月前から痛む

② 肩こり、冷え性

③ 胃の調子が悪くて飲み過ぎてなくてもえずく

④ お通じのある前に腸が張ってきて辛いときがある(便が下腿わけではない)

脈を診ようと、手を取って手のひらを見たら、上の写真のように手のひらに赤みがあるので、「脈を診るまでもないな」と思った。
手のひらの赤みが肝臓の疲労を現わしているからです。

そこからがおもしろい、

「〇〇さん、今の症状は肝臓が関係していますよ」と言うと、

「そうですよね。お父さんに言われました。だから実家に行くときは、手のひらを下にして、見えないようにしているのです」

「あははは。見えないようにしてもお父さんはわかっていますよ」

「と、思うんですけど、一応……」

「思ったことが出てこない、と言うよりも、考えていることと違うことを言ってしまうんじゃないですか? 自分では右と言うつもりでも、左と言ってしまったりとか……」

「ええ、出てこないんです」

「これは、肝虚の方に出てくる症状で、頭がおかしくなったのではありませんので心配しないでくださいね」

と言ってから、
「たとえば、ここに肝臓がありますよね。だから、ここを叩くとお腹の中に響くはずです」と、六臓診で肝臓を軽く叩いたら、

「はい。はい。響きます」と答えていました。

それから、他の症状と「肝」の関係を説明して、
「何からしましょうかね。とりあえず膝の痛みからやりましょうか」と、仰臥になってもらい、膝裏に出る「膝関節の異変」を探り、手技療法で右の腸骨を調整しました。

「左膝が痛む」と言ってるのに、右の腸骨を調整するとはどういうことかと言いますと、右の腸骨に原因があったからです。
もっと詳しく言うと、肝臓からの引き攣りで、右の腸骨が前傾していたのです。
ですから、右の腸骨を整えることで、左の膝関節が整えることができるわけです。

それから、頭皮沈を使って「脳や肝」の治療をし、心包にも疲れが及んでいましたので、心包の治療もしました。
ただ、この方は、鍼が初めてでしたので、痛みが出ないように、慎重に、慎重に鍼をしていきました。

「どうですか? 痛くないですか?」と聞きながらです。

全て上手くいきました。
で、治療が済んでから、
「鍼は痛くなかったでしょう」と聞くと、
右側頭部を指差しながら、
「ここだけちょっと痛かったのですが、後は全然痛くなかったです」と言ってくれました。

そして、
「次はどうしたらいいでしょう」と言うものですから、

「2週間ぐらいで来てもらったらいいですよ」と言うと、ちょっと驚いた顔で、

「えっ? 2週間ですか?」と言っていました。

2週間というのは、当院の基本的なサイクルのパターンからです。
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