左の手のひら、右足裏の小趾側、左鎖骨の下が痛い(日本中医学会・東京講演の準備)
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ここも痛いんです

はい。治りましたよ、触ってみて!
10月7日と8日に、東京で 「第16回日本中医学学術総会」 があり、そこで講演することになっているのですが、きょう来られた患者さんで、その講演で話す「臨床例に相応しい」方がいました。
スタッフに問診をしてもらうと、「ん? んん?」と思うところがあったので、ブースに入って詳しく聞いてみることにしました。
すると、
「左の手の平と、右の足裏が痛いんです。何もした覚えはないのに……」
「あ、胸のここら辺も痛いです」
と、写真の部位を指で差し示していました。
思わず「ニヤッ」と笑ってしまいました。
何故なら、手の痛みの出たところは心経ですし、足の痛みの出たところは膀胱経になり、鎖骨の下は心臓や心包がおかしいときに異変の出るところだからです。
これを七星論で考えますと、対応経絡が浮かんできます。
つまり、火(心・小腸)⇔水(腎・膀胱)という関係になります。
ですから、心経か腎経のいずれかに異変が出て、それが手足の経絡に症状として出ていると考えるわけです。
となると、どこか「一穴」に刺鍼するだけで、全ての症状を消すことができるだろう、という予想ができます。
なので、
「ちょっと、ブログのネタにしたいので、今言ったところを、さっきみたいに指で差してくれませんか。顔は写りませんので」と写真を撮らせてもらいました。
そして、頭に1本だけ鍼をしました。
「はい。さっきの症状は取れていると思うので、触ってみてくれませんか」と言うと、手、足、胸と触り、
「ほんとだ、痛くないです」と言う。
「ふっふっふ。面白いでしょう」と言い、それから経絡治療に入りました。
症状は取れたのだから、経絡治療等しなくてもいいのではないか、と考える人もいるかも知れませんが、それは違うんです。
症状が取れたからと言って、変調を起こしている臓腑まで整ったわけではないのです。
ですから、変調を起こしている臓腑まで整えないと、すぐに再発させてしまうのです。
頭の鍼は、七星鍼法の頭蓋JAAで使う「頭七火」というツボで、心経の異変を整える部位です。


左手のここと、右足裏のここが痛いんです

ここも痛いんです

はい。治りましたよ、触ってみて!
10月7日と8日に、東京で 「第16回日本中医学学術総会」 があり、そこで講演することになっているのですが、きょう来られた患者さんで、その講演で話す「臨床例に相応しい」方がいました。
スタッフに問診をしてもらうと、「ん? んん?」と思うところがあったので、ブースに入って詳しく聞いてみることにしました。
すると、
「左の手の平と、右の足裏が痛いんです。何もした覚えはないのに……」
「あ、胸のここら辺も痛いです」
と、写真の部位を指で差し示していました。
思わず「ニヤッ」と笑ってしまいました。
何故なら、手の痛みの出たところは心経ですし、足の痛みの出たところは膀胱経になり、鎖骨の下は心臓や心包がおかしいときに異変の出るところだからです。
これを七星論で考えますと、対応経絡が浮かんできます。
つまり、火(心・小腸)⇔水(腎・膀胱)という関係になります。
ですから、心経か腎経のいずれかに異変が出て、それが手足の経絡に症状として出ていると考えるわけです。
となると、どこか「一穴」に刺鍼するだけで、全ての症状を消すことができるだろう、という予想ができます。
なので、
「ちょっと、ブログのネタにしたいので、今言ったところを、さっきみたいに指で差してくれませんか。顔は写りませんので」と写真を撮らせてもらいました。
そして、頭に1本だけ鍼をしました。
「はい。さっきの症状は取れていると思うので、触ってみてくれませんか」と言うと、手、足、胸と触り、
「ほんとだ、痛くないです」と言う。
「ふっふっふ。面白いでしょう」と言い、それから経絡治療に入りました。
症状は取れたのだから、経絡治療等しなくてもいいのではないか、と考える人もいるかも知れませんが、それは違うんです。
症状が取れたからと言って、変調を起こしている臓腑まで整ったわけではないのです。
ですから、変調を起こしている臓腑まで整えないと、すぐに再発させてしまうのです。
頭の鍼は、七星鍼法の頭蓋JAAで使う「頭七火」というツボで、心経の異変を整える部位です。
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