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2018/09/04

特殊鍼法は何のために使うのですか? (9/23の臨床実践塾準備) 

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特殊鍼法の例



特殊鍼法というのは、「伝統鍼灸」と区別するために、そのような名称がつけられたと思いますが、伝統鍼灸というのは、伝統的な経穴(ツボ)から選穴して治療する方法です。
それに対し、特殊鍼法というのは、特定の場所、特定の刺鍼部位、特別な道具を使って治療する方法です。

鍼灸学校で学んでいたとき、「ミツバチの鍼を刺して治療する」というのがあると聞いた時には、さすがに驚きましたが、このミツバチの鍼を刺すという治療法は結構ポピュラーな治療法のようです。
でも私は嫌です。(^_^;)

道具の違いによる方法は、巨鍼、長鍼、大鍼、三稜鍼、皮内鍼、円皮鍼、皮膚鍼、灸頭鍼、小児鍼等々があります。
そして、鍼を赤くなるまで焼いて刺す「火鍼」なども有名で、私が中国へ行ったときに、痔ろうを火鍼で治すのを見たのですが、残酷な感じがしました。

理由は、肛門の外側をメスで切り、そこから指を入れて直腸をひっくり返して、潰瘍になったところを焼いていたからです。
その時考えたのは、「痔ろうは火傷をさせることで治るかも知れないが、メスで切った傷はどうなるんだ。そこから感染する可能性は高いだろう」ということでした。
しかし、その頃の中国は、医者(中医)の権限が強く、質問をしても「没问题!」(問題ない!)だけで終わってしまう時代だったのです。

そして、現代医師が行う注射器を使った鍼法も腑に落ちません。
たとえば、AKA博田法を勉強しているとき、博田法の講習会に参加した方が、私の講習にも参加していたのですが、その先生が言うには、
「最近はAKAの博多先生も鎮痛剤を仙腸関節に打っているようなので~~」ということでした。

治療関係には、そのような話は多いのですが、これは東洋医学関係だけでなく、現代医学にも同じようなことがたくさんあるようです。
それは、如何に「病気の原因や症状の発生」が追究しにくいかということを物語っていると思います。

それゆえ鍼灸でも「特殊鍼法」というのも生まれてきたと思います。
そして近年、現代医師が東洋医学を学ぶのも増えてきています。
それは、医学部の教科書に従っているだけでは「治せない」ということだと思います。

ですから、医学部や鍼灸学校を卒業しても治せない病気があれば、それを追究していく必要があるわけです。
追究するには、まず「診断」というのが必要になり、その診断に沿った治療法が必要になってくるわけですが、このリンクがまた難しい。

ですから、いろいろな診断法や治療法を学ぶ必要があると思うのです。

ただ、診断法を学ぶには、臨床が伴わないと自分のものにならないので、学ぶのには時間がかかります。
そこで諦めるか、粘って勉強を続けるかで、その後の治療技術のレベルが決まってくると思いますので、ぜひ「粘って勉強を続けてほしい」と思います。

しかし、安心してください。
今回の臨床実践塾は、「そんなに粘ってない人」でも、体に出た症状から治療法を選択できるように解説していこうと考えています。
たとえば腰痛。
どの診断法で診断しますか?

一般的には「筋骨系」で診断すると思いますが、筋骨系の診断で、筋骨系の治療法を使っても治らない場合があるはずです。
そんな場合、次はどの診断法を使うのですか。
すぐに再発する腰痛の治療はどうですか。
同じような治療法をしても、同じ結果になってしまうと、信用が落ちてしまいます。

そんな場合、多くの診断法と多くの治療法を知っている人は有利になることは言うまでもありません。
特殊鍼法は、そのような悩みも消してくれます。

七星論での「一穴鍼法」で、鍼を1本刺しただけで治る腰痛もあります。
七星論での「骨格矯正鍼」で骨格の歪みを整えて治る腰痛もあります。
七星論での「巨鍼療法」で、頑固な腰痛が治る場合もあります。(巨鍼を使うとほとんどの腰痛を治すことができます)

どの診断法と、どの治療法を使うかが問題なのです。
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