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2018/08/22

肩が挙がらない・手首が痛いときの治療法 (8月26日の臨床実践塾)

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長掌筋のイラスト



長掌筋への刺鍼


長掌筋の起始は上腕骨の内側上顆と前腕筋膜で、停止は手掌腱膜です。
この筋肉に異変(傷や過緊張等)が起こると、肘関節や手関節に異変が出ます。
そして、肘関節からの影響で、肩関節にも異変が出ることもあります。

この方も、「左腕が上まで挙がらないし、手首もおかしい」とやって来たのですが、上橈尺関節(肘よりの橈骨と尺骨の関節)と、下橈尺関節(手首での橈骨と尺骨の関節)を手技で調整したら、スッと挙がるようになりました。
患者さんは「ウヒョー!」(ビックリした声)という顔をしていました。

上・下の橈尺関節が歪んでいたわけです。
上橈尺関節が歪むと、肩から前腕に伸びる筋肉群にも異変が出ます
ですから、肩が挙がらなくなるのです。

そして、この方の場合は、「手首もおかしい」と言ってくれたので、すぐに下橈尺関節にも異変があるとわかりましたので、手関節や手根骨まで調整したわけです。

ま、痛みは取れて、肩も挙がるようになったのので、「はい。これでいいですよ」と言ってもいいのですが、手技療法だけで終わると、短期間に再発する場合が多いので、経絡も整えることにしました。

脈で診ると「心包経」が弱かったので、心包経を使うことにしたのですが、心包金(心包経で金=肺・大腸に関係する部位)辺りの触診をすると、心経寄りに経筋腱収縮牽引(異変が起こると、関連する経絡・筋肉・腱に引っ張り現象が起こるという持論)が起こっているので、写真の部位に刺鍼しました。
これは、斜めに刺鍼しましたので、心経にも心包経にも作用する刺鍼法です。

七星論で観ると、手首は心包・三焦経と関係がありますので、これで手首の症状は治まるわけです。
そして、筋の付着部から検討しますと、上橈尺関節の調整にもなりますので、手技療法で調整した「上・下橈尺関節」も安定させることができるわけです。

このような治療をするのは、目を見ると、スクレラを撮影しなくても、肉眼で観察することができるので、肉眼で見たことを参考にするからです。

「職業病」と言いますか、「悪い癖」と言いますか、虹彩やスクレラを何年も研究していたので、人と話をするときには、自然に虹彩やスクレラに目がいってしまうのです。
そして、心の中で「あ、この人は胸部に異常がありそうだな」とか、「この人は腰痛があるのではないかな」なんて考えてしますのです。

電車に乗っているときもです。(^_^;)

これで知らない人に「あんた胸部がおかしいですね!」なんて言ったときには、警察に引っ張られるかも知れません。(^ワ^)
8/26の臨床実践塾 では、このような「危ないかも知れない」診断法を解説します。
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