FC2ブログ
2018/08/21

ひどい腰痛の治し方 (8月26日の臨床実践塾)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも掲載しております。



ここ書いた患者さんの写真ではありません



8/26の臨床実践塾 で、腰椎の強烈な歪みの治し方とスクレラに表れる特徴を話する予定にしています。
治療法は、いろいろあるのですが、とりあえず手技療法から特殊鍼法まで行うつもりです。

そんな折、きのうは休診日でしたが、急患で電話が入りました。
「腰かけに座っていると、腰が痛くて、足も痺れていて、痛すぎて夜も眠れないし、ご飯も食べられません」と訴える電話でした。

「当院まで来れますか」と聞いたら、

「行きます。なんとしても行きます」と言うので、来ていただいた。

20代の女性で、今にも泣き出しそうな顔をしていました。
相当痛かったのだと思います。
我慢できないような痛みなら、普通は病院に駆け込むと思いますが、この方はヘルニアで2回も手術をしていて、病院での治療には疑問を持っているので、病院へは行かないのです。

呻くような声を出すので、喉も枯れているのだろうと思い、
「何もないけど、冷たい水ならあるよ。飲みますか?」と聞いたら、首を縦に振った。
冷たい水を紙コップに入れて持ってくると、ゴクゴクと飲むかと思いきや、唇を潤すぐらいしか飲みませんでした。

痛すぎて気分が悪いのです。

とりあえず痛みを取らなくてはならないと思い、痛みを取る治療から行ないました。
こういう場合は、座位での巨鍼療法がバツグンに効果を表わすので、食事もできない状態とのことでしたが、座位での巨鍼をすることにしました。

これで、歪みはだいぶ取れたのですが、痛みは完全には取れませんでした。
そこで、経絡を整えて、内臓を落ち着かせてから、いくつかの手技療法を行いました。
もちろん、骨格矯正鍼もしました。

痛みが9割ぐらい取れた時点で、治療を終了したのですが、最近、このように仙骨が右に大きく歪む腰痛の患者さんが増えてきました。
この歪み方の原因は、ほとんどが肝臓です。

そして 「肝臓が原因のようですよ」と言うと、

「えっ? 私、病院で検査しても肝臓は問題ないと言われますけど?」という返事が返ってくる時も少なくありません。
病院の検査で全てがわかるなら、誰も苦労はしません。
こんな場合は、「化学検査にかからない肝臓からの症状」とでも言いましょうか、病院がお手上げの症状になってしまうわけです。

肝臓は腫れる場合(肝肥大)と縮まる場合(肝萎縮)があるのですが、仮に肝臓が委縮した場合は、肝臓に付いている膜などに歪みが出てきて、その歪みが背部の最長筋や多裂筋にも影響を与えて、それらの筋肉も縮めてしまうわけです。
ですから、腰痛と言っても、「腰だけが痛む」わけではなく、仙腸関節が痛む人も、大殿筋や中殿筋の付着部が痛む人も、梨状筋症候群のような臀部が痛む人もいるわけです。

   

大殿筋                中殿筋


ですから、このような治療のポイントは、「肝臓を整えることを考える」となります。
肝臓が整えば、そのような症状は勝手に消えていくからです。
そのためには、治療も大切ですが、日々の生活も重要です。
仮に、毎日大酒を飲んでいる人が腰痛を起こした場合、多くの人が「飲み過ぎて肝臓が悪くなっているからだろう」と考えるはずです。

そこなんです。
そこが大切なところなのです。
それがわかるようになると、楽に治療ができるようになるんです。
関連記事