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2018/08/19

仙腸関節の痛みが右になったり左になったりする (8月26日の臨床実践塾)

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内臓下垂の例



15年ほど腰痛で悩む患者さんがいました。
当院に来られた最初のころは、治療が終わって帰った後でも、すぐに「右の仙腸関節が痛い」とか「左の仙腸関節が痛い」と電話やメールが入りました。
そのたびに、家庭療法を指導して、その場を治めてもらうようにしました。

そして、体を芯から整えなければならないと考え、毎食の食事内容をメールで送ってもらい、その内容に「指導」を書き入れて送り返す、ということをやりました。
こんなに手間をかけて、治療時間外に細かく指導したのは、治療師をしてから初めてのことでしたので、私もだいぶくたびれてしまいました。(^_^;)

しかし、最近では、そのようなこともなくなってきたのですが、それでもやっぱり、「右の仙腸関節が痛いと思っていたら、翌日は左の仙腸関節が痛むのです」と言うのです。
そして「はっ!」と思いつくところがあり、虹彩撮影をすることにしました。

するとやっぱり、予想していたことが虹彩写真に現れていました。
その方の虹彩写真は、非常に特徴がありますので、同じような分析のできる方の虹彩写真を使いました。
それが上の虹彩写真です。

※ その患者さんの虹彩は、 8/26の臨床実践塾 で参加者の皆さんに見てもらいます


どこが特徴的かと言いますと、青い破線で囲んだところは、横行結腸を表わしているのですが、その部で、「小虹彩輪」の幅が狭いのです。
(この虹彩はまだいいほうです)

それは何を意味するかと言いますと、横行結腸下垂のサインになります。
つまり、横行結腸が下垂しているということは、他の内臓も下垂していると考えられます。
となると、内臓が骨盤内に入ってしまい、それが仙腸関節に負荷をかけ、仙腸関節の痛みになってしまうわけです。

ですから、仙腸関節の痛みが右になったり左になったりするわけです。

そこまでわかると、今度は治療法です。
この患者さんは、メールのやり取りをしていたころから、徐々に食事内容を変えてもらったので、そんなに新しいことをやってもらう必要もないのです。
ただ、「横行結腸が下垂している」ということは、「内臓筋が緩む食事をしてきた」ということですので、今度は「内臓筋が引き締まる食事をしてもらう」ということになります。

たとえば、砂糖、果物、酢の物というのは、最もわかりやすい「細胞が緩む食品」に分類します。
そして、「自然塩、動物性食品、根のもの」というのは、細胞を引き締める食品に分類しますので、できるだけ「細胞を引き締める食品」を摂るようにさせるのですが、体を変える食事の摂り方は、基本的な方法がありますので、基本的なことから学んでもらうようにします。

あまり食事療法のことを書くと、「新城は鍼が下手だから食事のことを言っているのだろう」なんて言われかねませんので、ここらで止めますが、この患者さんのように15年も腰痛で悩み、いろいろな治療を受けてきた方には、食事と体の関係を理解してもらえると思います。

あ、「腰痛にはこの食べ物」なんてものはありませんからね。
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