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2018/08/12

七星論での治療テクニックはこうして生まれた (8月26日の臨床実践塾)

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腰痛とスクレラ・僧帽筋の関係
 
僧帽筋の起始は
上部は、後頭骨上項線、項靭帯に付着。
中部は、T1~T6の椎体の棘突起、棘上靭帯に付着。
下部は、T7~T12の椎体の棘突起、棘上靭帯に付着。



スクレラを観ると、七星論での「宙・水・金・地・火・木・土」のどの臓腑の異変かがわかります。
だとすれば、異変のある臓腑の経絡を使えば症状が取れるはずです。

たとえば、上のイラストは僧帽筋ですが、仮に「腰痛」が出ていたとして、スクレラの「宙」(そら)に流れる血管に何らかのサインが出ていた場合、その腰痛は、もしかしたら「宙」が関係していることが想像できます。
とすると、最初のチェックで、脊柱起立筋なのか僧帽筋なのか、腰方形筋なのか、腸腰筋なのか、殿筋なのか、あるいは腹直筋なのか、などと考えると思います。

考えたら次は何をするかというと、簡単なテストをします。

七星論を学んだ方はすぐにわかると思いますが、「宙」ですので、任脈・督脈を使うわけですね。
いや、ちょっと待ってください。
いきなり「任督の治療」はしません。
もしかしたら、肝臓や腎臓の異変が関係しているかも知れないからです。

・・・・・・

そこでテストです。
腸腰筋が関係しているのなら小腸経で変化が出るだろうし、腸骨筋や殿筋が関係しているなら大腸経で変化が出てくるはずです。
テストに使うツボは指で押して構いませんので、査穴を指で押さえて動きを診てみます。

さて、小腸経でも大腸経でも変化が出ないとなると、どうしましょう。

スクレラの「宙」の角度に異変が出ているのなら、迷う必要はありません。
僧帽筋の起始・停止を考えて指で押さえてみてください。
「あれ?」と思うぐらい腰が軽くなっているはずです。

日々の臨床では、わかっていることなので、そこまで細かくテストはしませんが、時には患者さんとコミュニケーションをとるために、細かくテストをすることもあります。
私がよく使うのは、僧帽筋上部ですが、先日は腰椎でテストそしてみました。
結果は、「軽くなりました。軽いです」と言っておりました。

たいしたことはしてないのですが、私が驚くぐらい変化があったようでした。
何をしたかと言うと、患者さんに寝てもらい、僧帽筋下部の起始部を動かすように、軽く引っ張ったのです。(引く角度があります)

七星論を組み立てるときは、このようなテクニックは知らなかったので、直接僧帽筋起始部を揉んだり叩いたりしていたのですが、カイロやオステオパシー、筋膜リリースなどを勉強している間に、筋肉や関節の動かし方が変わってきたのです。(^_^;)
このテクニックを使うと、何の痛みもなく、瞬間的に矯正ができるので、しばらくこのテクニックの研究をしてみようかと考えているところです。

8月26日の臨床実践塾でも、簡単に実技公開をしますが、詳しくは9月に計画している「七星論での特殊鍼法」で、論理的に説明するつもりです。
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