膝から下の後ろが痛い(アキレス腱の痛み)
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写真① 赤の点線で示したところが痛い

イラスト① アキレス腱が吊れるメカニズム
特別に何かをしたわけではないが、下腿後側が痛いという方が来られました。
そこは、経絡で言うと膀胱経です。
ですから、膀胱経の原穴(京骨)や絡穴(飛陽)、腰痛のツボと知られる崑崙などでも軽くなります。
ただし、軽くなると言うだけで、治るとは言いません。
それは何故かと言うと、下腿後部が吊るということは、アキレス腱の過緊張が伴っています。
アキレス腱に過緊張が起こると、イラスト①のように、アキレス腱は上に引かれるます。
その結果、踵骨が後ろに引かされます。
踵骨が後ろに引かされるということは、距腿下関節に「ズレ」のような圧力がかかります。
同時に、横足根関節にも異変が起こります。
これらは、足関節の治療をするときにも使いますが、アキレス腱の痛みを治すときにも考えなければならないことなのです。
ですから、この方のような症状を訴えられたら、足関節まで調整する必要があるわけです。
この方の場合は、とりあえず、アキレス腱を指で挟み、下部に牽引してアキレス腱を軽く伸ばしました。
軽く引っ張っただけですが、それだけでも、
「痛い、いたい、おー、痛い!」と言うので、途中で止めました。
理由は、「痛い、痛い!」と言う時は、筋肉の緊張が強くなるからです。
ただ、その方の「痛い、痛い!」という声で、いかに緊張が強かったかがわかります。
ですから、とりあえず膀胱経の過緊張を取るために、京骨にお灸を2壮ずつしてもらい、それから、頭蓋JAAの下腿区と陰査穴などで痛みと経絡を整えました。
そして、
「はい。アキレス腱のところを調べてみてくれませんか」と言うと、起き上がってアキレス腱を触っていましたが、ニヤッと笑って、
「痛くないです」と言っておりました。
この方の場合は、膀胱経の過緊張なので、背部も過緊張していると考えたほうがいいので、背部兪穴に刺鍼してもいいのですが、頭蓋JAAや京骨へのお灸(膀胱経の治療)もしたので、それで大丈夫と考え、治療は終了しました。

写真① 赤の点線で示したところが痛い

イラスト① アキレス腱が吊れるメカニズム
特別に何かをしたわけではないが、下腿後側が痛いという方が来られました。
そこは、経絡で言うと膀胱経です。
ですから、膀胱経の原穴(京骨)や絡穴(飛陽)、腰痛のツボと知られる崑崙などでも軽くなります。
ただし、軽くなると言うだけで、治るとは言いません。
それは何故かと言うと、下腿後部が吊るということは、アキレス腱の過緊張が伴っています。
アキレス腱に過緊張が起こると、イラスト①のように、アキレス腱は上に引かれるます。
その結果、踵骨が後ろに引かされます。
踵骨が後ろに引かされるということは、距腿下関節に「ズレ」のような圧力がかかります。
同時に、横足根関節にも異変が起こります。
これらは、足関節の治療をするときにも使いますが、アキレス腱の痛みを治すときにも考えなければならないことなのです。
ですから、この方のような症状を訴えられたら、足関節まで調整する必要があるわけです。
この方の場合は、とりあえず、アキレス腱を指で挟み、下部に牽引してアキレス腱を軽く伸ばしました。
軽く引っ張っただけですが、それだけでも、
「痛い、いたい、おー、痛い!」と言うので、途中で止めました。
理由は、「痛い、痛い!」と言う時は、筋肉の緊張が強くなるからです。
ただ、その方の「痛い、痛い!」という声で、いかに緊張が強かったかがわかります。
ですから、とりあえず膀胱経の過緊張を取るために、京骨にお灸を2壮ずつしてもらい、それから、頭蓋JAAの下腿区と陰査穴などで痛みと経絡を整えました。
そして、
「はい。アキレス腱のところを調べてみてくれませんか」と言うと、起き上がってアキレス腱を触っていましたが、ニヤッと笑って、
「痛くないです」と言っておりました。
この方の場合は、膀胱経の過緊張なので、背部も過緊張していると考えたほうがいいので、背部兪穴に刺鍼してもいいのですが、頭蓋JAAや京骨へのお灸(膀胱経の治療)もしたので、それで大丈夫と考え、治療は終了しました。
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