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2018/06/18

左肩が痛いほかはどこも痛くありません (6/24の臨床実践塾)




ここが痛いんです




背部の筋と痛みの出た部位(黄色い☆マーク)



「〇〇以外は痛くありません」と言うのは、ユニークな主訴の言い方です。
そこで脈を診て、脊椎を診ましたら、原因はわかったのですが、ちょうど実践塾の準備で、「頭蓋JAA」の資料を作っていることもありましたので、

「これ、おもしろいですよ。顔で痛みが軽くなるんです」と言い、鼻の横を指で10秒ほど押しました。

「どう? 軽くなったんじゃない?」と聞くと、

「あ、ほんとですね。肩が鼻なんですか?」と言う。

「いやいや、肩が鼻ということはないのですが、そこに反射区があるわけです」

「・・・ふ~ん」

「ま、これで痛みが取れるということはわかったと思うので、治療にかかりましょうか」と、仰臥になってもらい、治療にかかりました。

ポイントは、頭蓋JAAでの「臓点地」(頭蓋JAAでのツボ名)です。
しかし、痛みの出ているところは、経絡で言うと「小腸経の肩外兪」になるので、「臓点地」とは関係がなさそうです。
さらに、筋肉で観ると、表層筋では「僧帽筋」、深層筋では「肩甲挙筋」になるので、上部脊椎や頚椎を考えたほうが良さそうな感じがします。

表面的に考えると確かにそうですが、「何故そこに痛みが出たのか」を考えると、脈診や脊椎診で「心包」が出てきたのです。
つまり、この症状の原因は、小腸でもなければ脊椎でもないわけで、「心包」(心筋)からの経筋腱収縮牽引というのが起こっているわけです。
ですから、頭蓋JAAで「臓点地」に刺鍼したわけです。

そして、
「はい。起きて肩の痛みをみてくれませんか」と言うと、起き上がりながら

「痛みは取れています。寝ているときから痛みが取れているのはわかっていました」と笑いながら話していました。

そこで、
「ありがとうございます。すみませんが痛かったところを触って写真を撮らせてくれませんか、ブログのネタにも使いたいのです」と言うと、

「はいはい」という感じで、左肩を触って写真を撮らせてくれました。
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