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2018/06/09

頭の前のほうの「空間が痛い」(頭ではない) (6月24日の臨床実践塾の準備)




前頭部の前のほうで痛みがある 



「前頭部の前のほうでモヤモヤしたのがあって痛い」と訴えてきた方がいました。
上の写真のように、頭ではなく、「頭の前の方」だと言います。
脈診では肝の脈が弱かった。

肝の脈が弱いので、頭蓋JAAの「臓点木」に刺鍼してみたのですが、少しの変化しか見られなかった。
上の写真で耳の斜め後ろに刺したところが「臓点木」になるのですが、ここは臓の痛みをとるときによく使うツボです。
この「臓点」というツボは、宙、水、金、地、火、木、土とあり、使い勝手のいいツボです。

話を戻しますと、ほんとーにたまに(2~3年に一人ぐらい)、「頭じゃなくて、頭の前の空間が痛い!」という方がいます。
なので、じっくり調べるつもりで頸椎を診ると、頸椎5番と6番の間でズレが起こっている。
5番が右にズレたような感じです。
つまり、頸椎5番が右側に引っ張られているわけです。

頸椎5番を七星論で診ると「木」、すなわち「肝・胆」になります。
この方は、前から「肝・胆」の症状で時々来られるので、何となくわかったような気がしました。
でも、その症状が「肝胆」からの症状なのか、「頸椎」からの症状なのかははっきりしないので、とりあえず徒手療法で頸椎を調整してみた。
頸椎を調整した後に、

「どうですか? 頭の前の空間の痛みは」と聞くと、

「はい。何となく治まってきた感じがします」と言う。

そうか、というわけで、今度は肝臓を整えるような治療をしてから、

「どうですか、頭の前のモヤモヤは」と聞くと、

「はい。なくなっています」と言う。

とりあえず、症状は消えたし、原因と思われる臓腑の治療もしといたので、きょうはそれぐらいでいいだろうと治療を終了した。
しかし、あの「頸椎の歪み方」は何となく気にかかる。

肝臓からの経筋腱収縮牽引だと、普通は上部胸椎ぐらいの歪みで止まるのですが、頸椎まで歪んでいるのは少ないからです。
考えられないことはないのですが、この症状で頚椎が歪んでいるのは、あまり診たことがない。
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