顔の歪みの治し方。顔・頚椎・上肢の関係。 七星論での原理の使い方

顔の中心線が真っ直ぐな人
多くが、①②③の何れかで歪んでいて、①②③で矯正方法がちょっと違います
多くが、①②③の何れかで歪んでいて、①②③で矯正方法がちょっと違います

顔の中心線が右折れした人
鼻から下が右に歪んでいることを表現しています
鼻から下が右に歪んでいることを表現しています
昨日、歯科医の先生が、
「顔から首の矯正をするのはおもしろいですね。家内にやったら、寝てしみましたよ。やっぱり寝る人が多いのでしょうかねー。私もやってもらった後は眠たかったですね」という話をしていました。そして、続けて、
「あれからずっと患者さんの顔の歪みを見ているのですが、殆どの人が、顎が右に歪んでいますね」と言うのです。
※ さすがミクロンの歪みを見つめ続けてきた歯科医師です。
「そうなんです。おそらく70~80%の人が右に歪んでいますねー。いや90%かも知れない。それは何故かと言うと、七星論での経筋腱収縮牽引で考えれば分かりますが、肝臓に負担のかかった人が多いからだと思います」
※ こちらの歯科医の先生は私のセミナーに何回か参加したこともあるし、 『人体惑星試論奥義書』 も読んでくれていますので、「ツーカー」で通じるのです。

経筋腱収縮牽引収縮牽引で現れる症状
「眠くなる」というのは、スカルセラピーでのテクニックの話ですが、このテクニックを使うと歯科医でも顔の歪みの矯正ができ、顔を真っ直ぐにした状態で歯科治療ができるので、治療後の異変が出にくいはずだ、と考えたのがスタート地点でした。
そこで、
① 歯科医ではどの範囲まで矯正できるか
② テクニックとしての指使い
③ 矯正に使える時間
④ 患者さんへの説明方法
⑤ 歯科医と患者さんが得るもの
などについて、ずっと考えていましたので、そのことをお話し、矯正のための説明や矯正にかかる時間を知ってもらうために、実技をして見せることにしました。
最初は、治療を受けた感触を、その先生に知ってもらうために、先生をモデルにやってみました。
同席していた歯科衛生士の方にも知っててほしかたので、歪みの確認を証明するために、定規を顔の中心に当てて、ビフォー・アフターで見てもらいました。
そして、
「どうですか? これだと “イタ気持ちいい”という感じなので、患者さんも納得してくれるのではないでしょうか」と話すと、
「気持ちいいですねー」と、首を回しながら話していました。
しかし、それだけでは原理やテクニックの説明になりませんので、今度は同席していた歯科衛生士の方をモデルにすることを考えて、
「たとえば、彼女の場合だと、肝臓に負担がかかっているのがわかりますので、下顎が右に歪んでいるはずで、それを後頭下部と上肢の関節で調整すると、自分で感じてない違和感が取れるので、何となく気持ちいいという感じがわかると思います。もし、よかったら、ちょっとやってみましょうか」と、彼女を歯科ベッドに座ってもらい、それから上部胸椎と頚椎の歪みを歯科医の先生に確認してもらいました。
それから矯正の方法を説明しながら、歯科医の先生にもやってもらいました。
しかし、あまり時間を掛けるわけには行きません。
理由は、あまり時間がかかり過ぎると、「これは歯科医ではできない」と思われると考えたからです。
ですから、頸椎だけはやってもりあましたが、上肢のほうは私だけでやりました。
上肢の調整は、時間にして1分もかかりません。
ですから、「顔面、頸椎、上肢」の3箇所にかかる時間は、3分程度です。
そして言いました。
「これぐらいの時間なら、歯の治療中にでもできるのではないですか。テクニックとしても難しいことはないので、歯科衛生士の方でもできると思うので、先生が忙しかったら、歯科衛生士の方にも手伝ってもらえると思うし…」と。
歯科医の先生は納得したように、答えてくれました。
「そうですね。これだと時間を取りませんね」
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