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2018/06/02

左膝痛と頭部が関連する疾患の治療 (6/24の臨床実践塾の準備)




これは、別の患者さんを動きのモデルにしています




年に2~3回来院する方ですが、
「早く来たかったのですが、左の膝が痛くて歩くこともできなかったので来れませんでした」
と、お詫びのようなことを言っていました。

膝痛の場合は、骨盤の捻じれや腸骨前傾が多いので、上の写真のように股関節の動きなどを調べてみたのですが、原因と思われるほどの決定的な異変はない。
そこで、とりあえず頭皮鍼で痛みを取ろうと考えて、YNSAの手法で頭皮を探ってみたのですが、膝痛に関わるような反応が出ない。

そこで、頭蓋JAA(持論・頭蓋関節調整法)の膝部を探ったら、反応がありました。
「しめた!」と思い、頭に鍼を1本刺して、膝の痛みを確認したら、
「楽になりましたね。治ったとは言えませんが楽になりました」と言う。

そこで、関連する経絡を整え、腹部を動かして、再び膝裏を探ってみると、先ほどまで腫れていた大腿二頭筋や膝窩筋の腫れが治まってきている。

「うん。これでいけるな」と思ったのですが、背部が気になったので、背骨を診たら、左の腎臓を包むように脊椎が曲がっていた。
これは少ない症例ですが、原因が左の腎臓と判断したので、生活に不自由がないようにするために、巨鍼を使うことにした。
こういう場合は、巨鍼が手っ取り早いし、確実に治せるからです。

で、左脾兪から大腸兪辺りの高さと、右膈兪から大腸兪辺りの高さまでに刺鍼した。
鍼を抜いてから、膝裏を探ると、先ほどまでの腫れは殆ど消えていました。
そこで、立ってもらって膝痛を確認してもらったのですが、
「大丈夫みたいです」と言うのでそれで治療は終了したのですが、そこで考えることがありました。

頭皮鍼というのは、何年かぼちぼち研究しているのですが、もしかして、脳に関係する病気は、頭皮鍼でかなり好転させることができるかも知れない、と。

というのは例えば、脳溢血の患者さんや震顫の患者さんを頭皮鍼で治療すると、上手く治療できるからです。
そして、脳溢血の患者さんの頭部を探ると、毎回のように反応部位が違うのです。

そのことから、「頭皮に出た反応を追いかけて刺鍼していけば好転を見ることができるかも知れない」と考えることができます。
現在、脳溢血の患者さんをそのように治療しているのですが、比較的上手くいってる気がします。

ただ、この場合は、「この症状には、ここへの刺鍼」というのがないのです。
ですから、その時、その時で、治療部位が変わってくるのです。
ですから、仮にこれが成功したとして、これを上手く教えることができるかどうかを検討しなければなりません。

路は遠く感じるのですが、やるしかない。
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