きのうの臨床実践塾参加者はすごかった!

巨鍼は自分の足に刺す訓練から始めます

(当院の女性スタッフ) 刺さった、刺さった刺さった (^^;)
きのうの臨床実践塾は、巨鍼の制作から行ったのですが、渡部一貴先生が制作方法を解説してくれました。
巨鍼の制作については、稿を改めるとして、まずは迫力満点だった巨鍼療法の実技からお話します。
上の写真は、巨鍼の訓練として、私が手本を見せているところです。
この写真では、鍼が見えませんが、膝上から鼠径部に向けて巨鍼をしているところです。
20㎝ぐらい刺入したと思います。
山本五十六の有名な言葉に、
「やって見せて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」というのがありますが、巨鍼の講習をするときは、私も「やって見せて」から始めるわけです。
そうすると、参加者の皆さんも感情が高揚して、実技に入りやすいからです。
私が私に鍼を刺しているときは、誰も何も言いませんでしたが、各自が自分の足に鍼を刺す段階になると、
「えいっ!」とか、
「あれ? 刺さってない」とかと言っていました。(^^;)
当院には女性スタッフが2人いるのですが、彼女たちも自分の足に鍼を刺していました。
私は、巨鍼療法を学びたくない人に、「巨鍼療法を学べ」なんてことは絶対言いませんので、私が強要したわけではありません。
彼女たちが自主的に始めたのです。
足三里から足首に向かって刺していたのですが、2人とも30㎝ほど刺していたのです。
ちょっと驚きましたが、その「やる気」に私は喜びを隠せませんでした。
何故なら、巨鍼は刺すのは難しくないのですが、抜くのが難しいからです。
刺したら、必ず抜かなければなりません。
その抜くのが難しいので、当院ではだいぶ慣れてからでないと巨鍼は触らせません。
そして、一人のスタッフは、
「抜けない、先生抜けないんですが……」と声をあげていたので、傍に行き、巨鍼を抜いてあげながら、抜き方を説明しました。
おそらく、そのスタッフは、巨鍼を抜くのが上手くなるに違いない。
理由は、巨鍼療法を受けた人の気持ちがわかるし、抜きにくい場合の対処法まで覚えたと思うからです。
そして、私にこう言いました。
「先生、巨鍼を抜くのはもう大丈夫ですよ、任せてください!!!」と。
そして、むこうのほうで、
「片足だけ細くなったー」と叫ぶ声がしたので、行ってみたら、右足だけ細くなっていました。\(◎o◎)/!
右足だけに巨鍼をしたからです。(^ワ^)
もっと驚いたことがありましたが、ブログに掲載するには、本人の許可を得なければなりませんので、許可を得てから明日にでも書いてみます。
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