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2018/05/12

手を着くと肘が痛い!・・・あれ~~っ ? (5/27臨床実践塾の準備)




写真① こうしても肘が痛いんです (^o^) 




写真② ここですね、痛いのは 



肘が痛いという患者さんが来ました。
写真①のように、手を着いたり、肘を何かに着いたりすると痛いというわけです。
そこで、どのあたりが痛いかを確認しましたら、写真②の辺りが痛いと言っていましたので、ついでにブログ用の写真も撮らせてもらいました。

普段なら脊椎から整える場合が多いのですが、とりあえず肘の痛みをとってから脊椎を整えることにしようと、右前腕を捻じったまま、ゆっくり上に持ち上げて、上腕全体の捻じれを矯正することにして、腕の動きを見てみました。
耳より少し前側まで挙がっていました。

ついでなので、肩関節の調整も一緒にすることにして、評価をするために腕をバンザイするように挙げてもらいました。
そして腕を下してもらい、それから再び、
「はい。もう一度腕を挙げてみてくれませんか」と言うと、ブワーンと耳の後ろまで挙がるので、本人が、

「ええー、なんですかこれは!」と驚いていました。そして傍で見ていたスタッフも

「ええー、すごーい!! すごいですねー」と、患者さんと目を合わせながら驚いていました。

一応私も嬉しかったのですが、あまりに上手くいったので、
「上手くいきましたねー」と言うと、患者さんはキョトンとした様子でしたが、スタッフが、

「すごいですよ、、、。すごいですよー」と繰り返していました。

さらに、患者さんがあお向けに寝て、腕を閉じたり広げたりしていると思ったら、

「先生、脇が締まります。腕が体に着かなかったんです。ほら、着いてるでしょ」と言う。
写真③




写真③ 先生、脇が締まります、腕が体に着かなかったんですよ


さて問題は、何故腕を捻じって挙げるだけで肘の痛みが取れたかといことですが、そこには肘関節の構造が関係してきます。
下のイラストを見てください。



イラスト① 上腕骨と橈骨・尺骨の関節構造


尺骨は上腕骨としっかりとした関節構造を作っていますが、橈骨は上腕骨から少し離れるような関節構造になっています。
そこで仮に、上腕二頭筋に力を入れて、腕を曲げて荷物を持ったとすると、尺骨は関節がしっかりしているので、ズレにくいのですが、橈骨は浮いたようになっているので、上腕骨寄りに(肩関節寄りに)動いてしまうのです。

そうなると、関節にズレが起こります。
ズレが起こっているところに、さらに捻じれが入ると、捻じれも起こります。
すると、上腕骨や橈骨・尺骨に付着している「筋肉の一部」が過緊張状態になります。
その結果、筋肉や骨が神経を挟み、痛みや違和感が発生してくるわけです。

と、そこまでわかると、治療は肘関節のズレや捻じれを取ればいいということになります。
とは言っても、それを臨床で使うには、それなりの経験が必要になってきます。
つまり、ズレている方向と逆に滑らし、捻じれている逆の方向に捻じるわけですので、歪みの出ている方向がわからなければ、治療はできないことになってしまいます。

ここに具体的な治療法も書きたいのですが、とてもじゃないけど文章を読んだだけでは治療はできないと思いますし、動画で解説しても、経験のない人が適当に捻じったり引っ張ったりすると、悪化させる可能性がありますので、治療法を書くのは控えておきます。
(細かいテクニックは臨床実践塾で教えています)

さらに、今度の臨床実践塾では、一穴で、上肢の関節可動域が広がる実技も公開するつもりで、ただ今実験中です。(^_^;)



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