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2018/04/23

左の顔が顔面神経麻痺みたいになってしまいました。 昨日の臨床実践塾




脊椎診ですが、この記事に書いた方とは違う方の画像です



昨日の臨床実践塾は、「一穴鍼法」がテーマでしたが、一人の女性が、
「顔面神経痛みたいになっているのですが、これ、治りますかね?」と言ってきました。

「どんな状況なん?」と聞くと、

「左の顔が痛くて、耳も詰まっているし、髪の毛をとこうとすると痛くてとけないんです。首も凝っていて、首を左に捻じろうとしてもねじ入れないんです。何が原因なんですか?」と言うので、

「脳神経かも知れませんね」と答えたら、傍にいた女性医師が、いろいろ説明した後に、

「そのままだとベル麻痺になってしまいますよ」と言い、さらに漢方薬の解説をしていました。
※ ベル麻痺とは、顔面神経麻痺で顔面筋が意思で調整できない状態のことで、麻痺の原因としては脳腫瘍、脳卒中、ライム病などがあるが、原因が特定できない場合にベル麻痺と呼びます。

いわゆる「顔が歪む」わけですから、女性にとっては最悪です。
そこで、治療モデルになってもらったのですが、首を左に捻じれない状態を、脊椎診の方法を話してから、参加者の皆さんにも確認してもらいました。(上の写真を参照ください)

右背にも凝りがありましたので、こう考えました。
「肝臓の異変」→「右背に経筋腱収縮牽引発生」→「頚椎が右側に引っ張られる」→「頚椎1番が左にズレる」→「左に捻じれなくなる」
同時に、「肝臓の異変(筋膜に影響を与える)」→「心包経に影響(心包は心臓の筋肉と考えています)」→「左顔面や耳に悪影響」→「左頭部の感覚異常」

ですから、この場合の治療は、肝臓を先に治療する必要がありますので、右の肝査穴に鍼を1本して、2~3分置鍼しました。
置鍼の間に、ちょっと能書きを話して、それから抜鍼して様子を聞いてみました。

ベッドに座り、首を左に捻じったら、周囲から
「おおー!」という声が聞こえました。
ちょっと良くなったわけです。
本人も、
「動くようになりました」と言っていたのですが、このような場合は、(触診ではわからなくても)頚椎7番と胸椎1番でのズレがあるので、そこを調整することにしました。

その調整方法も「一穴鍼法」でやるのですが、その一穴鍼法の解説は、既にやってありましたので、すぐに刺鍼して、
「はい。首を動かしてみて」と言うと、首を左に捻じりましたら、またも周囲から
「おおー!」という声が聞こえてきました。
捻じる角度がずいぶん広がったのです。

しかし、モデルになった方は、左肩甲骨の内側を触りながら、
「この一点にまだ引っ掛かるのがあります」と言う。

この引っ掛かりは、「肝査穴」への置鍼をもっと長くすれば、それで済んでいたのですが、セミナーの場合は時間の割り振りがあるので、そうもいかず、早く抜鍼したので、凝りが残ってしまったのです。
そこで、しかたがないので、エネルギー療法で解決することにしました。

「はい。ちょっと触りますね」と、両手の指で背骨を挟むように、指を当てました。
多分、10~20秒ぐらいです。
そして、
「はい。どう? 首を動かしてみて」と言うと、首を捻じり、
「あ、なんともないです。取れました」と言っていました。

すると、後ろのほうから、
「先生、今のは何ですか?」と質問が来ました。

「ごめんなさーい。使いたくなかったのですが、ほっていても治る症状なので、時間を短縮するつもりでエネルギー療法を使ったのです」と言うと、

「エネルギー療法?」と、疑問的な返事がきましたので、ちょっとだけエネルギー療法の説明をしておきました。
その後に、頚椎1番の調整実技を解説しながら、徒手で調整しておきました。

「一穴鍼法」のセミナーなのに、鍼を2本使うことになってしまい、エネルギー療法まで混ぜてしまいました。
しかし、モデルになってくれた方は、セミナーが済んでからも、
「きょうはありがとうございました。これで元気に仕事ができます」と話していました。



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