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2018/04/21

重いのを持つと腕のスジが痛い (4/22の臨床実践塾)




この写真は痛みを取ってから撮影したものです




左の胃査穴に刺鍼したところ



上記の症状以外に、お臍の左側も硬い感じがする、と言っておりました。
触ってみると、確かにちょっと硬い感じがしました。

上記の症状を読むと、頚椎か上部胸椎が歪んでいるのだろうなー、と考えてしまいますが、その歪みの原因はどこからきているかは、診断や検査をしなければわからないものです。
そして、腕の外側の中心線辺りが痛いということなので、経絡を知っている人なら、「三焦経だな」と考えるはずです。

確かに痛みが出ているのは三焦経ですので、そう考えてもいいのですが、そこで三焦経に鍼をしても、多分完全には治まらないと思います。
理由は、これから書きますが、痛みの出ている経絡が原因でない場合も多いからです
はっきりとした原因を掴むのが先です。

そこで、確認のために、重たい辞典を、痛みが出るように持ってもらいました
ちょっと辛そうでした。(^_^;)
それから検査や診断をしてみました。

先に脈を診たのですが、脾虚と心包虚が出ていました。
脊椎診では、上部胸椎が左に歪んでいましたので、経筋腱収縮牽引で考えても、心包が原因の歪みと診ました。

脾虚と心包虚が出て、三焦経に痛みが出ているので、脾査穴でも痛みは取れたと思いますが、痛みが(陽経の)三焦経に出ていましたので、脾経と表裏になる(陽経の)胃経を使うことにして、2番目の写真のように「胃査穴」に刺鍼したのです。

かなり手応えがありましたので、

「効いたみたいですね。もう一回辞典を持ってみてくれませんか」と辞典を持たしたら、首を横に振るのです。(首を横に振るのは、痛くないということです)

「どう? 痛み取れた?」と聞くと、

「うん。痛くない!」と答えていました。

「ほんとに大丈夫?」と聞いたら、

「ぜんぜん」と、またも首を横に振っていました。

内容がちょっと難しくなってきましたかね。
でも大丈夫です。
今度の臨床実践塾でやる内容なので、当院スタッフの中にもわからない人がいると思います。
ですので、ご安心ください。

さて、何故胃経を使ったかと言いますと、三焦経に痛みが出ているし、脈診では、表裏である心包虚が出ていたし、脾虚も出ていました。
心包経と脾経は対応経絡ですので、いずれかを治療すれば、整うことが考えられます。
さらに、お臍の左側の硬さを考えると、胃経を刺激して、胃を活性化させるほうがいいと考えるので、先に胃経を使ったわけです。

つまり、その構図を描くと、以下のようになるわけです。
胃経→脾経⇔心包経→三焦経
という流れで回復させられると考ええたわけで、結果もその通りになりました。

ご本人は、かなり辛かったのか、痛みが取れてからはず~~~~~っと、ニコニコと笑顔が絶えませんでした。
で、ついでにエステまで受けて帰られました。



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