腰を前に曲げると腰が痛くなる

こうして腰を曲げると腰が痛いんです
「腰を曲げると腰が痛いんです」という方が来られました。
昔はそのように訴える人は多かったのですが、この頃はめったにいません。
たとえば、腎臓が腫れると後ろに反らすのが痛いし、片方の腎臓に異変が出ると、腰の片方に痛みが出ます。
また、肝臓の異変で腰に痛みが出ている人も多いのですが、その場合は主に右の腰が痛くなります。
そして、痛みと同時に、脊椎の歪みも出ています。
ですから、治療としては比較的楽な治療になります。
この方の話を聞いたら、
「時代が逆行したような腰痛だな」なんて考えながら(口で言ったかも知れません)
「それ、どういう動きをすると痛いのですか? 写真撮ってもいいですか? 痛いときのポーズをしてくれませんか」と機関銃を撃つように、言いながら、カメラを構えた。
「こうすると痛いんです」と、ポーズをとってくれた。
「なるほど、これは肉体労働をしたときに出る腰痛と一緒ですねー」と言いながら撮影させてもらった。そして、
「でも、これ簡単に治ってしまうので心配ないですよ」と言いながら、どの方法を使おうかと、頭の中はグルグル回っていました。
「百防」を使うとすぐに楽になるのですが、臓腑の治療までは及ばないと考えたので、「一穴整体鍼」を使うことにしました。
一穴整体鍼というのは、下肢内側に鍼を1本刺して、体の歪みを整える方法で、左右どちらかの一穴を使うのですが、これで治しても、患者さんは何をされたかわからないので、「何もしないのに治った」と思う人もいるようです。(^^;)
また、このように出てくる腰痛は、「生物力学療法」や 「太もも踏み」 でも治りますので、家庭で治してもらうことも多いです。
しかし、最近は、このような腰痛を訴えて来る人がいないので、「太もも踏み」での活躍の場が少なくなってきました。
(他の目的での太もも踏みは家庭でやってもらう場合もあります)
それで、その方の腰痛はどうなったかと言うと、「一穴整体鍼」で簡単に痛みが取れてしまいましたので、一穴整体鍼の後に、
「どう? もう痛くないんじゃないの?」と聞くと、腰を前後に曲げ伸ばしして、
「はい。痛くないです。うふっ!」と笑っていました。
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