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2018/03/26

シンスプリント(過労性脛部痛)の治し方


シンスプリントで痛む場所



距腿関節と距腿下関節の部位



昨日は、臨床実践塾でしたが、急患で、朝の10時から治療をしていました。
当院スタッフの矢田部先生のお母さんのお友達の息子さんで、非常に困っていたそうです。
話によると、シンスプリントで足が痛くて、「すぐに合宿が始まるのだが、これでは合宿に行っても何もできない」と訴えてきたそうです。

それで矢田部先生が予約を入れたのですが、私はてっきり矢田部先生が治療するものだと思い、ゆっくり治療院に行く予定だったのです。
しかし、よく考えてみると、矢田部先生が当院に来てから、シンスプリントの患者さんは来たことがないので、ちょっと不安になり、予定より早く治療院へ行きました。

治療院に着いたら、「患部への治療をしたところです」と言うので、そのまま骨格矯正鍼で骨盤を整えてもらいました。
何故かというと、シンスプリントは下腿内側に痛みが出る疾患ですが、症状は下腿内側に出ても、原因はそこにはないからです。

ここがミソです。
痛みの出る部位に原因があるのではなく、痛みの出る部位と離れた部位に原因があるのです。

その原因を調べるのは非常に簡単で、横座りをしてもらうだけでいいのです。
骨格矯正鍼をするときの「動診」で調べればいいのです。
調べたついでに矯正をすればいいのです。
今回もそれを矢田部先生にやってもらったわけです。

つまり、患部を注視するのではなく、患部に影響を与える可能性のある部位を注視するのです。
それは、筋肉は連鎖しているからです。
多くの筋肉は骨格に付着していて、骨格は筋肉を介して関節で連結されているからです。

ポイントとなるところは、以下の3点で考えます。
① 下腿の筋は大腿の筋とつながっています。
② 大腿の筋肉は、骨盤とつながっています。
③ 下腿の筋は足部の骨格ともつながっています。

ですから、骨盤が歪んでも、距腿関節や距腿下関節が歪んでもシンスプリントは発生するので、そこから整えないと完治させられないのです。
ここまで説明すると、横座りで骨格矯正鍼を使った理由がわかるはずです。

骨格矯正鍼で骨盤の歪みを矯正した後は、「だいぶいいです」と言っていたのですが、「だいぶいい」と言うことは、「まだ治ってない」ということですので、もう少し骨盤を細かく診ることにして、足の長さを診たら右足が長いので、それを調整しました。
※シンスプリントが発生しているのは左足です

それから足関節を診たら、距腿下関節が少し内反しているので、距腿関節も一緒に調整しました。
すると、矯正している途中で、「プチッ」という矯正された感触が手に伝わってきましたので、患者さんに、

「わかったー、今の?」と聞いたら、首を縦に振っていましたので、


「はい。これでいいよ。ベッドから降りて動かしてみて」と言うと、ベッドから降りて、歩いたり、足を踏ん張ったりしていましたが、付き添いできた叔母さんに、口パクで「治った」と言っていました。すると叔母さんが、

「治ったの~!」と驚いたような声を出すと同時に、患者さんは首を縦に振り「うん、うん」と頷いていました。

これで治療は終わりです。
で、矢田部先生がビルの玄関まで送っていったらしいのですが、しばらくしてから、矢田部先生のスマホにメールが入りました。
そのメールには、「鍼灸師になりたい」と書かれていたそうです。(^^;)



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