脳出血後遺症と頭皮鍼

写真① 頭皮鍼をしているところです

写真② これは健側の左足です

写真③ これは麻痺のある右足です
脳出血を起こした方で、当院で16回ほど治療しているのですが、先日は驚きました。
何に驚いたかと言うと、頭皮鍼をした後には、麻痺のある足の方が高く挙がるのです。
上の写真②と③をご覧ください。
最初は、左右の足が同じぐらいしか挙がりませんでした。
しかし、患側に効く頭皮鍼をした後には、写真③で見るように、麻痺している足の方が高く挙がるのです。
そして、ご本人は、
「いやー、軽いですわー」と言うのです。そこで、
「右足のほうが高く挙がっているのはわかりますか?」と聞きました。
「はい。わかります。右の方が軽いんです」と言うので、私は、
「う~ん」と唸ってしまいました。
なぜ唸ったかと言いますと、実は刺鍼の前の診断では、患側側に反応があり、健側側には反応がなかったので、患側に効くような刺鍼だけをしたからです。
頭皮鍼の効果は、これまでの経験で十分知っていたつもりですが、まさか脳出血後遺症の治療で、こんなに差が出るとは考えてなかったのです。
前回の臨床実践塾では、頭皮鍼の取穴の実技練習はできませんでしたので、これは25日の臨床実践塾でやる必要があると思いました。
当方で行っている頭皮鍼は、頭蓋JAAや朱子頭皮鍼やYNSAからのヒントなどが入っているので、1回や2回では理解できないし、ましてや特殊な取穴方法なので、口で説明してもわからないと思うからです。
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