頭皮鍼の使い方:腰が痛くて前に曲げられない (2018年1月28日の臨床実践塾)

臓点水への刺鍼
「腰が痛くて体を前に曲げることができなかった」と訴える方が来られました。
そして、「腰が曲げられないので、靴を履くときは、長い靴べらを使って靴を履いていました」と言っていました。
「今は大丈夫なんですか?」と聞いたら、
「どうしようもないので、先生の整体棒で太ももを解していたら、ちょっと楽になりました。あれはいいですね」と言う。
整体棒というのは、20数年前に私が 「実用新案」 を取った商品で、そてを使うと、下手な治療をするよりも早く治ります。
ただ、制作してくれるところがなくて、現在は販売休止しています。
それで、脈を診ると、腎虚が出ていたので、腰の状態を確認をするために、膝を立てさせて、左右に捻じってもらい、腰の動きを確かめました。
ちょっと動き難そうです。
それから、頭蓋JAAの「臓点水」に刺鍼して、再び腰の捻じれを調べましたら、スッと動くので、
「腰は、ほぼ完全に治ってみたいですよ」と言うと、座位になり、膝を胸の近くまで寄せて、前にかがむ姿勢をするので、
「いやいや、ベッドから降りて腰を曲げてみてください」と言うと、
「いあや、これができなかったんです。今はできますわ」と治ったことを教えてくれた。
最近は、頭蓋JAAの臓点をよく使うようになった。
理由は、七星論で診ると、すぐに「何経」がおかしいかがわかるので、それを臓点に当てはめて、臓点に反応を求めれば、「効くか」「効かないか」がわかるからです。
そして、「効く」とわかれば、その点に刺鍼すれば、症状が消えているからです。
これは、最近考えた方法ですので、臨床実践塾に参加している先生方でも、多分知らない人のほうが多いと思います。
この理論と実技は、 今度の臨床実践塾 でやりますが、
「ここから何センチのところに」というやり方ではないので、ある程度は実技の訓練をしないとわからないと思います。
今年初めての「秘伝」が生まれたような気がします。(^-^)
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